大学進学は「当たり前」?
大学って、義務教育ではありません。
大学受験ができる環境が当たり前でしょうか。
実際には、高校を出てすぐに就職する人もいれば、中卒で働く人だっている。
それでも、今の社会では「大学に進学すること」が“当たり前”のような空気があります。
でも私は、自分の経験からそれは違うと感じています。
父の病と、進学を諦めた高校時代
私の父は、私が高校1年のときに脳梗塞で倒れ半身不随となり、自営業の仕事も続けられなくなりました。
それまでなんとなく描いていた「大学進学」という未来は、急に絶たれました。
当時はインターネットもなく、進学の情報を探す手段も限られていました。
「今の状況じゃ無理」と思い込み、私は高校卒業後にすぐ就職する道を選びました。
ですから、私は、大学受験ができる。という状況は恵まれた環境だと思うのです。
大学受験ができる。大学進学させてもらえる。ということが当たり前ではないと感じています。
息子たちの大学生活と、辞めていった友人
我が家の双子。太郎と・次郎は、コロナ禍の中で大学生活をスタートしました。
その頃は、経済が止まりがちで、家庭の収入が減ったご家庭も多かったと思います。
息子たちの知り合いにも、家庭の事情で大学を中退した子もいました。
「大学に通い続ける」ことも、当たり前じゃない現実があるんだと、改めて思いました。
子どもたちへ伝えたこと:「真剣に受験と向き合って」
大学に進むことは、決して“遊びに行く感覚”であってはいけない。
だから私は息子たちにこう言いました。
「大学は、当たり前に行ける場所じゃないよ」
「もし、受験に真剣に向き合えないなら、就職したほうがいい」
親の願いは「進学」そのものではなく、「納得して選ぶこと」
大学進学は、ゴールじゃありません。
その先にある人生を、自分で考えて選び、進んでいく覚悟が必要です。
だからこそ、私は子どもたちに「選ぶ責任」と「感謝する気持ち」を持ってもらいたかったのです。
最後に
大学に行ける環境は、決して当たり前じゃない。と私は思います。
それは、私が経験したことから思うことかもしれません。
そして、息子たちにも伝えたかったこと。大学に行くのであれば価値のあるものにしてほしい。ということでした。
せっかくの恵まれた環境であれば、悔いが残らないように頑張ってほしいです
にほんブログ村

コメント