大学生や保護者の方からもよく聞くのが「公務員って安定してていいよね?」という言葉。
たしかに、公務員は人気の就職先の一つです。
でも、本当にそれが「その人にとって」良い選択肢かは、メリット・デメリットの両方を知った上で決めることが大切です。
✅ 公務員になるメリット
1. 安定した雇用と収入
景気に左右されにくく、リストラの心配も少ないため、「一生働ける安心感」があります。特に親世代にとっては大きな魅力。
2. 社会的信用が高い
住宅ローン審査やクレジットカード審査でも有利になるなど、「信頼される職業」です。
3. 福利厚生が充実
年次有給休暇や産休・育休制度などが法律以上に整備されている自治体も多く、育児との両立も比較的しやすい傾向があります。
4. 転勤が少ない職種もある
特に地方公務員(市役所・県庁など)は、自宅から通える勤務地が多いため、地元就職を希望する人におすすめ。
5. キャリアが積みやすい
年功序列や評価制度が比較的明確で、地道に勤めれば着実に昇進・昇給できる環境です。

❌ 公務員になるデメリット
1. 昇進スピードは遅め
年功序列の傾向があり、「若くしてバリバリ稼ぎたい!」というタイプには不向きです。
2. 副業は禁止(原則)
収入の柱を複数持ちたいと考えている人にとっては、公務員の副業制限は大きなハードルになります。
3. 変化の少ない仕事
法令や規則に基づいた業務が中心となるため、「クリエイティブなことがしたい」「スピード感のある職場がいい」という人には物足りなさも。
4. 民間より年収が伸びづらい
特に若いうちは民間企業に比べて給与が低め。長い目で見れば安定はあるが、20代・30代の収入差は出やすいです。
5. 採用までのプロセスが長い
公務員試験には筆記・面接・論文などの対策が必要で、早い段階からの準備が重要になります。
📝 保護者目線での公務員の魅力とは?
- 親世代にとって「安心・安定」は何よりも魅力的。
- 住宅や結婚のタイミングでも「堅実な職業」であることは有利に働きます。
- ただし、本人が「やりがいを感じられるか」は別の問題。最終的には本人の希望と適性を大切に。
🎯 こんな人には公務員が向いている!
- 人と関わるのが好きで、地域に貢献したい人
- 安定した生活を望む人
- コツコツ努力を続けられる人
- 決まったルールの中で誠実に働ける人
🎤 まとめ
「安定しているから」と安易に決めるのではなく、自分の性格や価値観に合っているかを見極めることが大切。
受験や就活は人生の一部ですが、その後の人生をどう過ごすかを見据えての職業選択をおすすめします。


にほんブログ村

コメント