はじめに:人は環境に影響される生き物
人は、周りの環境に影響されて、知らず知らずのうちに未来が変わっていく生き物だと感じます。
特に成長期の子どもたちにとって、どんな環境に身を置くかは、その後の人生を大きく左右するのではないでしょうか。
頑張れるのは「人とのつながり」があるから
例えば、激務部署に配属された次郎が今も頑張れているのは、周りの人々、先輩方や同期の皆さんがお互いに気にかけてくれる環境があるからだと思います。
受験期に見た「環境の力」
高い志を持つ同級生たちの影響
受験期の息子たちを見ていて強く感じたのは、同級生の存在の大きさでした。
志望校を高く掲げ、そこに向かって頑張っている子たちが多いクラスでは、自然とその雰囲気が広がっていました。
「負けてられない」という気持ちや、お互いに勉強時間や勉強方法、良い参考書などを共有する姿を見ていると、一人で頑張るのとは全く違う力が働いていることがわかりました。
真剣に向き合える環境の大切さ
そうした環境にいると、受験や将来の進路と真剣に向き合えるようになります。
「頑張れば合格できる可能性があるのに、それも知らずに初めから諦めてしまう」
そういうことが少なくなるのだと思います。
結果よりも大切なもの
万が一、頑張って志望校にご縁がなかったとしても、頑張っているときの仲間とのつながりが消えるわけではありません。
息子たちも、受験期に切磋琢磨した友人たちとは今でも交流が続いています。
そういう良い仲間がいる環境、前向きに頑張る仲間がいる環境に身を置くことは、その子の成長過程や視野を広げる意味で本当に大切だと感じています。
担任の先生の言葉:「勉強すると選択肢が増える」
息子の担任の先生はこう言いました。
「勉強すると、選択肢が増える」
なりたい職業、将来の夢、志望する企業…。
努力すれば、見える世界は広がり、職業の選択肢も増えます。
努力が広げる世界
- なりたい職業の幅が広がる
- 将来の夢により近づける
- 志望する企業の選択肢が増える
- 生き方そのものの選択肢が豊かになる
努力すると見える世界が広がり、職業の選択肢も増えると感じます。
幼少期から始まる環境の影響
幼少期の環境も未来に影響する
例えば、家庭で親が本を読む習慣があると、子どもも自然と本を読むようになります。
本を読む習慣がつけば、読解力が高まり、問題の意図を読み取る力も自然と身につきます。
幼少期は自分で環境を選べませんが、成長するにつれ、自分の意思と努力で環境を選ぶことができるようになります。
息子たちの幼少期は、本を沢山図書館で借りてきていたのですが、途中からは読書の時間がゲームに奪われてしまいました。我が家の反省点の一つです。
環境は選択できるようになる
幼少期は、もちろん自分の環境を自分で選ぶことはできません。
ですが、大きくなるにつれ、自分の意思や努力で自分の環境を選べるようになります。
どんな友人と付き合うか、どんな活動に参加するか、どんな本を読むか、どんな場所で時間を過ごすか。
そうした選択の積み重ねが、その子の将来を作っていくのだと思います。
環境が育む「当たり前」
優しく接する人たちに囲まれて育てば、困っている人を助けるのが当たり前になります。
逆に、人をバカにしたり怒鳴ったりする環境で育てば、「自分さえ良ければいい」という考えが常識になってしまうかもしれません。
だからこそ、親として子どもをどんな環境に置くのかを意識することが、こどもの未来が変わってくると思います。
親としてできること
良い環境を整える努力
親として、子どもたちに良い環境を与えることは大切だと思います。
もちろん、我が家にも反省点はたくさんあります。ですが、もう、過去には戻れないのです。ですから、まだ間に合う方たちにはあとで後悔とならないように子どもが置かれた環境にも目を向けてほしいです。
子ども自身の選択を尊重する
ある程度成長したら、子ども自身が環境を選択する力を育てることも重要だと感じます。
「どんな友達と一緒にいたいか」 「どんな活動に参加したいか」 「どんな本を読みたいか」
そうした選択を通して、子どもたちは自分にとって良い環境を見極める力を身についていくとおもいます。

環境の力を信じて
小さな変化の積み重ね
環境の影響は、すぐに目に見えるものではありません。
でも、日々の小さな変化の積み重ねが、やがて大きく変わってきます。
希望を持ち続ける
たとえ今の環境が完璧でなくても、環境は変えることができるという希望を持ち続けることも大切だと思います。
子どもたちには、「自分の力で、自分にとって良い環境を選択していけるんだよ」ということを伝えていけるといいですね。
おわりに
子どもたちが(大人も含め)視野を広げてもっといい環境に身を置くこともできる。それ故に将来が変わってくることを忘れないでいたいです。

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