大学受験を見据えて英検を受験するか迷っている方へ。
英検(実用英語技能検定)は、学校でも推奨されることが多い資格の一つですが、果たして本当に受験生にとって“得”なのでしょうか?
今回は、英検を大学受験前に受けるメリットとデメリットを、経験をもとに分かりやすくお伝えします。
英検を受験するメリット
① 入試で優遇される大学がある
英検準1級・2級などを取得していると、大学によっては英語の試験が免除されたり、加点されたりすることがあります。
これは共通テスト利用型、総合型選抜(旧AO入試)、学校推薦型選抜などでとくに有利に働くことがあり、英語の得点源が安定しない生徒には大きなメリットです。
※大学ごとの優遇制度は変更されることがあるので、必ず志望校の最新情報をチェックしましょう。
② 英語力の「実力試し」になる
普段の学校のテストや模試とは違い、英検は**“使える英語”**を問われる検定です。
リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能が測られるため、バランスよく英語力を鍛えるのに役立ちます。
「受験英語だけでは物足りない」「将来、留学も視野にある」という生徒には特におすすめです。
③ 推薦・総合型入試のアピール材料に
英検は、**内申書や自己推薦書に書ける“実績”**になります。
準1級や2級などの取得は、努力や継続力の証として評価されることも。
特に文系学部や国際系、教育学部などでは好印象に繋がることがあります。
英検を受験するデメリット・注意点
① 受験勉強との両立が大変
高校3年生や浪人生の場合、受験勉強が本格化する時期に英検の対策をするのは時間的にハードです。
英検特有の英作文やリスニング・スピーキング対策に時間が取られ、本来の志望校対策がおろそかになる可能性も。
➡ 高1〜高2での取得が理想的です。高3以降は計画的に取り組むのが大前提です。
② スピーキングに苦手意識を持つ人も
英検の二次試験(面接)は、スピーキング能力が問われます。
「面接が苦手…」「英語を話すのが恥ずかしい…」という生徒にとっては、準備や練習が必要で、精神的な負担にもなるかもしれません。
③ 費用がかかる
英検の受験料は級によって異なりますが、準1級で1万円近くかかることも。
家庭の教育費全体とのバランスも考えながら、必要な級だけ受験するのが賢明です。
まとめ:英検は“活かせる場面”を見極めて受けよう
英検は、うまく活用すれば受験を有利に進めるための強い味方になります。
ただし、全ての大学で優遇があるわけではなく、取得する時期と目的を明確にすることが大切です。
こんな人には特におすすめ:
- 高1・高2で準2級〜準1級を狙いたい
- 総合型・推薦型入試を視野に入れている
- 将来、留学や英語を使う仕事に興味がある
今の自分のレベルと志望校の要件を見ながら、「必要な級」を「最適なタイミング」でチャレンジしてみてくださいね。
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