親として「正しい道」へ導きたくなるのは自然なこと
子どもが進路に悩んでいるとき、就職で迷っているとき、勉強に身が入っていないとき。
親としては「こうしたら?」「こっちの方がいいのでは?」と言いたくなりますよね。
それは、親の“経験”や“心配”からくる自然な気持ちですよね。
だけど、今になって思うのは、親の本当の役目は“口を出す”ことより“信じて待つ”ことだったのかもしれない。ととても感じます。
子どもの人生は、親のものではない
私たちはつい「子どものため」と思って、自分の価値観や経験から口を出してしまいます。
- 「こっちの大学の方が偏差値が高い」
- 「この仕事の方が将来安定している」
- 「こっちがあなたに向いているのでは?」
でも、それは、子ども自身で選ぶ力や、自分で考える力を奪ってしまっているのだと思うのです。
子どもが進むのは、「親の人生」ではなく「子ども自身の人生」。
信じて待つことの難しさは「結果が見えない不安」からくる
「自分で決めないとね」と言いながら、
内心では「本当にこれで大丈夫だろうか…」と不安になる。
「子どもを信じる」というのは、口を出すことよりもとても難しいことだと思います。
口で言うほど簡単ではないと思います。
でも、子ども自身も、真剣に悩みながら自分で前に進もうとしているのだと思うのです。
親が見ていないところで悩んで、考えて、時には間違えて、またやり直しているのです。
わが家の経験:双子のそれぞれの選択を、信じて見守った日々
我が家の太郎も次郎も同じ環境で一緒に育ったにも関わらず、性格も、選んだ進路もまったく違う。
得意科目や、成績まで同じではありませんでした。
それぞれに迷いながら、自分の道を見つけていきました。
その中で親としてするべきことはアドバイスではなく、「あなたなら大丈夫」と伝えて待つことだったのでしょうね。
時にハラハラし、口出ししたくなることもたくさんありました。あまりに耐えかねて私の口からなん度も心の声や心配の声が口から溢れていました💦
でも、結果、私の心配や心の声は全く聞く耳を持たず、自分で選んで進もうとしていました。
「信じて待つ」は、親子の信頼の証でもある
「信じて待つ」ことは、親子関係での信頼だと思います。
- 「親が見守ってくれている」
- 「自分を信じてくれている」
そんな親の気持ちも子供には多分伝わるのだと思うのです。そしてそれがチャレンジする勇気や、失敗しても立ち上がる力になるのだと思うのです。
親が信頼しているという安心感は、子どもの自己肯定感に大きく関わるのだと思うのです。
おわりに:口出しより、見守る勇気を持つ
もちろん、子どもが間違えそうなとき、危なっかしいとき、口を出してしまいます。今でも。
でも、大人でも「やってみないと納得がいかないこと。」「失敗しないとわからないこと。」はたくさんあります。
子どもが自分で悩み、選んだ道は、たとえ失敗してもその経験が糧になりますよね。
だから、親のすべきことは**“口出し”ではなく、“信じて待てる応援者”**でありたい。
そして、たとえ失敗しても、
「大丈夫。あなたなら、またやり直せる」「あなたなら大丈夫」と言える親でいたいと思います。
とっても親には辛抱が入りますが😭親も修行ですね😆
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