我が家は双子。大学受験も当然、2人同時にやってきました。
大学受験の時期というのは、家庭にとって本当に大きな試練の時。
我が家の場合は双子でしたが、年の近い兄弟姉妹で「同時期に複数人の受験」がやってくるご家庭も少なくないと思います。
それがたとえ、
- 高校受験と大学受験
- 大学受験と専門学校受験
といった“別の種類の受験”であっても、親の負担は一気にのしかかってきます。
2人分の情報と感情を同時に抱える大変さ
うちは、初めは2人とも国立大学志望でしたが、文系と理系で方向性がまったく異なっていました。
- 受験科目も違う
- 模試の時間帯も違う
- 対策内容も違う
学校の懇談に行って先生と話をしても、家に帰るころには、
「どっちの先生がどの話をしてくれたんだっけ…?」と頭がこんがらがってしまうこともしょっちゅうでした。
志望校の相談も、それぞれ別の大学。
似たような名前の学部に混乱したり、出願スケジュールを勘違いしそうになったり。
できるだけのことを親としてしたかったのですが、何せ時間が足らない💦
自分のキャパシティを試されているような感覚でした。
経済的負担も、もちろん2倍
塾に通えば、月謝は2人分。
模試の費用も、受験料も、宿泊費も、2人分。
入学金も、入学後に必要な教材や道具も、2人分です。
さらに、センター試験(当時)の開始時刻や終了時間も2人でズレており、当日の送迎も2人分のタイムスケジュールで動かねばなりませんでした。
ダブル受験は“時間”も“お金”も“気力”も、想像以上に消耗するのです😰
性格が違えば、接し方も変わってくる
わが家の双子は、性格が真逆でした。
片方は周りを気にせずマイペース、もう片方は繊細で周りを気にするタイプ。
同じように声をかけても、伝わり方が全然違う。
片方の模試の結果が良かったときに素直に褒めてあげたくても、もう一人の結果が振るわなかったときには、その言葉すら気を遣うような気持ちになる。
親として、公平でいたいけれど、気持ちは揺れる。
そんなジレンマに何度もぶつかりました。
それでも──あの時間は、忘れられない家族の記憶です
結果的に、2人ともそれぞれ違う進路に進みました。
理系の国立大学と、文系の私立大学。
「同じ双子でも、こんなにも違うものか」と驚くほど、別々の道を自分の足で歩んでいます。
W受験は本当に大変でした。
でも、それぞれの進路を、親子で一緒に考えたあの時間は、今思い返すと、宝物のような時間だったなと思います。
最後に
これからW受験を迎えるご家庭の方へ。
きっと、不安や焦り、見えない疲労に悩む日もあると思います。
でも、一人ひとりの子どもに向き合おうとしていること自体がすごいと思います。
完璧じゃなくて大丈夫。
頑張る姿は、ちゃんと子どもに伝わっています。
皆さんも、自分の時間を少しでも作って、少しでも心に余裕を持ってこの受験期を乗り越えていけますように。
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