子どもが就活を迎えると、親としては「うちの子、大丈夫かな」「ブラック企業に入ってしまわないかな」と心配になりますよね。
最近は「ホワイト企業」「ブラック企業」という言葉もよく耳にしますが、実際にどんな会社が良い会社なのか、判断が難しいところです。
特に今は、共働きが当たり前の時代。
仕事と家庭の両立は、多くの人にとって切っても切れない課題です。
では、就活生にとって「両立できる会社」とはどんな会社なのでしょうか。
残業が少ない=ホワイト、ではない
「残業が少ない=ホワイト企業」と思われがちですが、それだけでは十分ではないと感じます。
たとえば、残業がなくても上司が理不尽、社員が疲弊している会社は「ホワイト」とは言えませんよね。
むしろ大切なのは、繁忙期と閑散期のメリハリや、残業がきちんと評価や手当に反映される仕組みがあるかどうか。
子どもが「頑張りが報われる」と感じられる会社を選べると安心です。
ホワイト企業の本当の条件
保護者目線で見ておきたいポイントをまとめてみました。
- 有給休暇が取りやすい環境(休むときに罪悪感を感じなくてもいい会社)
- 人を人として大切にする社風(意見が言える・相談できる雰囲気)
- 長期的に成長できる制度(研修や資格取得支援など)
- 男女ともに働きやすい制度(育休・時短勤務などが整っている)
こうした環境が整っているかどうかが、結局は「長く働けるか」に直結します。
ブラック企業の本質とは
ブラック企業は「残業が多い」だけで判断されるものではありません。
一番の問題は、人を人として扱わないこと。
- 長時間労働を強制する
- パワハラ・モラハラが放置される
- 成果を正当に評価してくれない
こうした環境では、どんなに頑張っても心も体も疲弊してしまいます。
共働き時代に必要な視点
これからの時代、結婚しても共働きが普通になります。
「家庭を持ったときに、仕事と両立できる会社なのか」を意識して見ておくのも大切です。
例えば――
- 男性も育休が取れるか
- 子供がある程度の年齢になるまで時短勤務ができるか
- フレックスやリモートワーク制度があるか
- 子育てや介護をしてもキャリアが続けられるか
こうした制度がある会社は、長い人生で安心して働ける土台になります。
さいごに:親ができること
就活はあくまで子ども自身が主体ですが、親の役割もあります。
会社を選ぶときに「ここなら長く働けそうかな?」「人を大切にしてくれそうかな?」と、親の視点をそっと伝えてあげるだけでも違うと思うのです。
親として一番願うのは、子どもが健康で笑顔で働き続けられること。
残業があるかないかよりも、人を尊重してくれる会社かどうかを見ていきたいですね。

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