公務員は一生安泰?
「公務員になれば一生安泰」
私たち親世代ではよく耳にした言葉です。
子どもが大学受験を経て公務員試験に合格し、無事に就職したときには、親としてほっと胸をなでおろす方も多いのではないでしょうか。
「これで一生安定して働ける」そう思う気持ちもよくわかります。
でも、実際に社会に出てみると、公務員といえど 必ずしも一生その職場にいるとは限らない という現実も見えてきます。
公務員にも「合う・合わない」がある
どんなに安定していても、実際に働いてみると仕事内容や人間関係が合わないこともあります。
一般企業であれば転職する人は多いですが、公務員から転職する人も多く、珍しくありません。
親としては「せっかく公務員になったのに…」と感じるかもしれませんが、子どもにとっては「自分らしい働き方」を探していることも多いようです。
公務員から公務員へ転職するケースも
「公務員を辞める=民間企業へ」というイメージを持つ方もいるかもしれません。
しかし実際には、国家公務員から地方公務員へ、またはその逆など、公務員同士での転職も少なくないようです。
特に就職活動時に志望する官庁や自治体にご縁がなかった場合、働きながら改めて挑戦する人もいます。
公務員といえど、職種やフィールドは多岐にわたり、キャリアの選択肢は意外と広いのです。
頻繁に転勤があるところ、仕事内容がずっと変わらないところ。所属変更のたびにいろいろな仕事の経験ができるところ。専門職や技術職。事務…。いろいろな職種があります。
親として知っておきたいこと
公務員は雇用保険に加入していないため、基本的には 失業保険は受け取れません。
一般企業とは制度面での違いもあるので、その点を理解しておくと安心です。
そして、親として大切なのは「子どもがどんな道を選んでも応援できる姿勢」だと思います。
安定しているから辞めてはいけないのではなく、
「安定を土台に、より自分らしいキャリアを築く」という考え方もあるのです。
まとめ
公務員は確かに安定した職業ですが、だからといって一生同じ職場で働き続けるとは限りません。
一般企業への転職、公務員同士の転職、職種の変更など、キャリアの道は人それぞれです。
息子の友人も一般企業に就職したものの、公務員試験を受け、来春から県外の地方公務員として再出発するようです。
また、地方公務員の次郎の同期もすでに退職した人もちらほらいるようです。
親としてはつい「安定していてほしい」と願ってしまいますが、公務員でも一般企業でも常識が変わりこれからの時代は一生一つの会社に骨を埋めるということのほうが珍しくなるのかもしれません。
大切なのは 子どもが自分で選んだ道をしっかり歩んでいること。
どの道を選んだとしても、親として陰ながら応援していきたいですね。
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