文系でも“数学が必要”な学部があるって、ご存じですか?
「数学苦手だから、文系にしようかな…」
そんな声、受験生からよく聞きます。
確かに、文系学部は理系学部に比べて、数学の配点が少なかったり、入試科目に含まれていなかったりするところも多いですよね。
でも、ちょっと待ってください。
“文系なら数学と無縁でいられる”というわけではないんです。
文系でも、大学で「数学」が必要になる学部があります
たとえば、以下のような学部では、入学後にも数学を扱う授業がしっかりと存在します。
- 経済学部
→ グラフや統計、微分・積分を使った経済モデルの計算が出てきます。 - 商学部・経営学部
→ 財務分析や統計データ、マーケティングに使う数値分析など。 - 心理学部(文系扱いのことも)
→ 実験や調査で出たデータを分析するために、統計学の知識が必要です。
これらの分野では、「高校で習った数学」の内容がベースとなって大学の勉強が進められることが少なくありません。
数学から逃げると、大学で苦労するかも?
「入試で使わないからいいや!」と避けていた数学。
でも、大学に入ってから必要とされたら…?
そのとき、「やっぱりちゃんとやっておけばよかった」と後悔することもあります。
特に経済学部では、1年生のうちから「ミクロ経済」「マクロ経済」の授業で数学的思考が必要になります。
うちの次郎も、「数学は関係ないと思って経済学部にしたけど、入ってすぐに数Ⅲの内容が‥。習っていないのに習ってる前提だって大変だった。」と言っていました。
大事なのは「何を学びたいか」
「数学が苦手だから文系」と進路を決めるのではなく、
「将来、何を学びたいのか」「どんなことに興味があるのか」から考えることが大切です。
その上で、もし興味のある学部に数学が必要なら、
「少しでもできるようになろう」と前向きに取り組んだ方が、入ってからの大学生活が楽になります。
完璧じゃなくても、苦手なりに「数学は必要」と思っておくことが、後で後悔が少ないと思います。
最後に:親としてできること
お子さんが「数学苦手だから文系にする…」と言ったとき、
「じゃあ、文系にしよう」とすぐに同意するのも一つの方法ですが、
「その学部って、本当に数学から逃げられる?」と一緒に調べてみるのも大切なサポートです。
将来やりたいこと、興味のある分野、その先の職業。
それらを一緒に話しながら、進路を決めていく時間は、きっと親子にとっても大切な思い出になります。
数学は、たしかに難しい科目かもしれません。
でも、「やりたかったことができなくなっちゃった」という後悔の方が、もっとつらいですよね。
だからこそ、「今」だけじゃなく「その先」も見すえて、一緒に進路を考えていけたらいいですね。
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