我が家の双子、太郎と次郎は一卵性の双子。
幼稚園の入園から、高校の卒業まで、すべて“同じ”タイミングでした。
つまり、大学受験も同時期にやってくる。
ここまでは予想通り。
ところが、彼らは「理系」と「文系」に完全に別の道を選んだのです。
一卵性なのに、まったく違うふたり
「一卵性の双子でも性格は全然違う」と聞いたことはありませんか?
まさにその通り。
生まれた日も、育った環境もまったく同じなのに、性格も興味も全く違うふたりに成長しました。
得意なことも、好きな教科も違う。
中学では同じ部活をしていたものの、競い合うこともあまりなく…。
親としては「いい勝負してくれたら…」なんて期待していたのですが、願いは叶いませんでした(笑)
双子受験の最大の壁=教育費と情報量
双子の子育てでよく言われるのが「お下がりが使えないからお金がかかるでしょ?」ということ。
でも私は、比較対象がいないので「こんなものかな」と思っていました。
服も道具も、男女でも兄弟でも別になるのが普通ですもんね。
…ところが。
大学受験は話が別でした。
💸 模試代からびっくり
まず高校からの模試の請求書。二人分なので、当然2倍。
塾に行くべきか? 入学金、受験料、私立併願…目玉が飛び出そうでした。
📚 文理バラバラ=情報も2倍
そして大変だったのが「進路が違うこと」。
文系と理系では受験科目も受験日も全く異なり、出願方法や必要書類もバラバラ。
三者面談では、それぞれの担任としっかり話をするのですが、
帰宅後、話の内容が頭の中でごっちゃごちゃに…。
情報収集も、調べる学部も大学も違うので混乱の連続。
同時に、息子たちのメンタルのサポートにも気を配る毎日。
「太郎の模試は良かったけど、次郎はイマイチ…」なんて日は、空気も重たくなるんです。
出願ラッシュと親の冷や汗
出願の時期が近づくと、また大騒ぎ。
受験校ごとに違う出願方法、必要な書類、締め切り。
「書類を間違えたらどうしよう…」と、気が気じゃありませんでした。
息子たちと一緒に一枚ずつ確認しながら、細心の注意を払って出願を終えましたが、神経をすり減らしました。
出産直後の寝不足の日々よりも、受験期のほうがよほどしんどかったかもしれません。
大変だったからこそ、今はいい思い出
でも、そんな日々を乗り越えた今。
「あのとき、家族で頑張ったよね」と笑って話せるのです。
共に悩み、支え合い、時にはぶつかりながら歩んだこの受験期は、家族にとってかけがえのない時間になりました。
これから受験を迎えるみなさんへ
受験は、親にとっても子どもにとっても、人生の大きな通過点。
双子だろうと兄弟姉妹だろうと、受験スタイルや性格はまったく違って当然。
それぞれの「らしさ」を大切にしながら、家族で力を合わせて乗り越える時間にしてほしいと思います。
そして、何より忘れないでほしいのは、
「受験は結果だけがすべてではない」ということ。
苦しかったあの時間も、きっと将来の糧になります。
今、受験期に向き合う皆さんを、心から応援しています。
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