大学受験で得た一生の宝物
大学受験って、本当に大変ですよね。
本人はもちろん、保護者にとっても長く、プレッシャーのかかる時間です。
我が家の双子も、それぞれに違う道を選びながら、受験という同じトンネルをくぐっていきました。
でも今、あの時間を思い返してみると——
「受験で得たものは、合格通知だけじゃなかったな」と心から思うんです。
それは、一生の宝物になるような経験や成長でした。
自分で考え、選び、進む力
大学を選ぶということは、自分の未来を考えるということ。
どんなことに興味があるのか、どんな分野で学びたいのか。
そして、どこなら自分が一番伸びていけそうか。
我が家の双子も、最初はふわっとした気持ちで志望校を考えていました。
でも、模試や学校の先生との面談、家族での会話を重ねる中で、だんだんと「自分の意思」で進む方向を決めるようになっていきました。
これって、受験を通して初めて得た“自分の人生を自分で舵取りする力”だったと思います。
感情を知り、人の気持ちを思いやる心
受験って、うまくいくことばかりじゃないですよね。
模試の判定が思わしくなかった日、周りの子がどんどん合格を決めていく時期…。
悔しさ、焦り、不安、自信喪失。
いろんな気持ちと向き合う中で、子どもたちは少しずつ感情の整理が上手になっていきました。
そして、家族の中でも、自然とお互いの気持ちを思いやるように。
「今日は太郎、元気ない?」
「次郎、落ち込んでる?」
そんな言葉が自然と出てきたことに、ハッとする場面もありました。
「人生は選択の連続」だと知る
第一志望に届かなかった子、E判定から逆転した子。
同じように頑張っても、結果は必ずしも平等ではありません。
でも、そんな経験の中で学んだのは、
「結果がすべてじゃない」ということ。
どう選んで、どう歩んでいくか。
その積み重ねが、自分の人生をつくっていく。
そんな当たり前のようで難しいことを、
彼らなりに、受験という機会を通じて体で感じていった気がします。
最後に:受験は、人生の宝探しだった
あのときは必死だったけれど、振り返ってみると、
大学受験はただの通過点ではなく、子どもたちにとっての宝探しの旅でした。
合格通知以上に、
・考える力
・乗り越える強さ
・人との絆
・失敗から学ぶ力
…たくさんの「心の財産」が、今の彼らを支えています。
だからもし、今受験を控えて不安なご家庭があるなら、
こう伝えたいのです。
「受験は、ゴールじゃない。
その過程で得られる“宝物”が、きっとこれからの人生を支えてくれるから。」
親としての私たちにできるのは、
子どもがその宝物を見つける旅を、信じてそばで見守ることなのかもしれません
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