国立と私立、どちらを選ぶべきか。
結論から言えば、「家庭の条件と子どもの意思が一致しているか」が判断軸です。
わが家は双子の同時受験、いわゆるダブル受験。初めは家計の不安から「大学は国立一択」と決めていました。
しかし最終的に一人は私立へ進学。
この記事では、
・国立と私立の費用差と就職事情
・私が「国立一択」を諦めた理由
・地方国立理系の意外な強み
・親子で後悔しない判断基準
を、実体験とデータをもとに解説します。
わが家は双子の同時受験、いわゆる「ダブル受験」。
当初の私は、家計へのプレッシャーから「お願いだから二人とも国立に行って…!」と、子供たちが小さい頃から「大学行くなら国立」ということを言っていました。
- 授業料が圧倒的に安い
- 地方国立なら地元就職も強い
- 子どもに奨学金の借金を背負わせたくない
私だけでなく、親ならみんなが考えることではないでしょうか。でも結果、わが家は一人が国立、もう一人が私立に進学することになりました。
あんなに頑なだった私が、なぜ「私立」を許容できたのか。しかも国立を蹴ってまで。そして実際に通わせて分かった「地方国立理系」の底力とは?
同じように悩む保護者の方へ、きれいごと抜きの「わが家の納得解」をお届けします。
1. 【現実チェック】国立と私立、お金と将来はどう違う?
まずは、頭を悩ませる「お金」と「出口(就職)」の違いを整理してみましょう。
学費のリアルな差(4年間概算)
| 区分 | 年間授業料(目安) | 4年間の総額 |
| 国立大学 | 約 54万円 | 約 240万円 |
| 私立文系 | 約 110万円 | 約 450万円 |
| 私立理系 | 約 160万円 | 約 650万円 |
※別途、入学金や施設費がかかります。
双子の場合、これが「同時」にやってきます。
”毎年新車が買える金額”が講座から消えていく感覚。通帳を見るのが怖くなるレベルです。これが医歯薬系なら、さらに跳ね上がります。
就職と環境のちがい
- 地方国立(特に理系): 「派手さ」はないですが、実は地元企業や大手メーカーの推薦枠がガッチリしています。少人数で先生との距離が近く、コスパとタイパは最強クラスです。
- 都会の有名私立: 圧倒的な「情報量」と「OBネットワーク」が魅力。インターンや就活イベントの選択肢も多く、本人のやる気次第でどこまでも可能性が広がります。

2. 「私立に行きたい」と言われ、親の私が折れた3つの理由(文系)
「国立一択」だった私が、なぜ国立大学を蹴ってまで高い授業料を払ってまで私立を認めたのか。それは、子どもの姿に「覚悟」を見たからです。
① 「行きたい大学」への強いこだわり
第一志望だった国立で思うような点数が出せなかった時。合格した国立は、本人が望む学びの場ではありませんでした。対して、合格した私立は「私立ならここしか行かない」と決めていた憧れの大学。本人の目が、そこだけは死んでいなかったんです。
② 実家との距離や就職を加味して
合格した国立は実家から遠く、帰省のコストも時間がかかる場所。たいして私立は、関西の「関関同立」の一角で。公務員志望だった息子にとって実績も申し分なし。”遠くの国立より、将来に直結する私立”という選択肢
③ Excelで見せた「家計のリアル」
感情的に「高いからダメ!」と言うのはやめました。代わりに親子でExcelを囲み、4年間の総予算と奨学金のシミュレーションをしました。 「これだけの投資をするんだよ」という数字を共有したことで、本人にも「高いお金を払って行く」という強い当事者意識が芽生えたのを感じました。
のここ双子でそれぞれ別の道を選ぼうとしていたからこそ、「どっちが上」ではなく、「その子にとってのベストはどちらか」という視点になれました。
3. 【親目線の本音】理系は地方国立のコスパが最強だった!
もう一人が進学した「地方国立理系」も、実際に通わせてみるとメリットだらけでした。
- 研究環境の濃密さ: 理系は「何を学ぶか」より「誰と、どの設備で研究するか」が大事。少人数で教授の手伝いをしながら学べる環境は、私立のマンモス校にはない特権です。
- 就職の安定感: 専門性を身につければ、地元企業はもちろん、都市部の大手企業からも引く手あまた。
- 親のメンタルに優しい: 何より授業料の安さは、ダブル受験家庭にとって最大の心の安定剤になります。
結論:正解は「どっちか」ではなく「納得」にある
ダブル受験を経験して痛感したのは、国立・私立に「優劣」はないということです。
子供の意思、将来の職業、学びたい内容等をトータルで考えて判断するものだと感じました。
- その子がそこで「前向きに」学べるか?
- 学びたいことが学べるか?
- 将来の職業を想像できる大学か?
- 家計として「持続可能」な計画か?
- 最後は親子で「笑って」送り出せるか?
迷っているなら、まずは資料を並べて、家計簿を広げて、お子さんと十分に時間をとって話し合ってください。感情は横に置いて「数字」と「目的」を並べるだけで、驚くほど道はスッキリ見えてきますよ。



大丈夫。どの道を選んでも、一生懸命悩んで決めたことなら、「正解」なのです。


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