今日は「滑り止めの大学のオープンキャンパスって行ったほうがいいの?」というテーマでお話しします。
― 本命じゃないけど、大切な“安心材料” ―
お子さんの大学受験をみていると、「本命の大学には行くけど、滑り止めの方は行かなくてもいいかな…?」と思うこと、ありますよね。
実は、滑り止めの大学のオープンキャンパスにも、行っておくことをおすすめしたいんです。
その理由を、実体験や周囲の声を交えて、ゆっくりご紹介しますね。
「行くかどうか迷っていた」うちの双子の場合
うちの双子も、大学受験のときにいくつかの大学を受けました。
本命の大学には親子で足を運び、資料もたくさん読み込んで対策を練りましたが、
滑り止めの大学に関しては「とりあえず受けるだけ…」という空気が漂っていました。
結局、本命で受験する大学のオープンキャンパスには参加したけれど、実際に通った大学へは足を運んでいませんでした。
でも、滑り止めであっても、進学する可能性が少しでもあるのであればオープンキャンパスに行ったほうがよかった。と感じます。
滑り止めのオープンキャンパスで得られるもの
● 万が一の時に“安心して通える”か確認できる
本命に受からなかった場合、滑り止めの大学に通う可能性がありますよね。
そのとき、「あのとき見に行っておいてよかった」と思えるかどうかはとても大きいです。
キャンパスの雰囲気や通学距離、学生の様子など、行ってみないと分からないことばかりなんです。
● 意外と「ここもいいかも」と思える発見も
私たち親世代が思っている以上に、大学ごとの特色っていろいろあります。
大学によって、学生の雰囲気であったり、地域の雰囲気も違います。
できれば、学ぶ内容まで確認することをおすすめします。
大学のホームページや、パンフレットだけでは把握しきれないのです。
「本命じゃないから期待していなかったけど、ここも悪くないかも」
そう思えることで、受験に対する不安や抵抗感も減っていきます。
また、滑り止めの大学に進学するか、浪人するかの判断材料にもなります。
● 推薦やAO入試を検討している場合は“必須”
もし総合型選抜(AO)や推薦を考えている場合は、オープンキャンパス参加が条件の大学もあります。
「自分の目で見て志望理由を書きましょう」というケースも多いようです。
実際に行ってみると、自然と書きたいことが浮かんでくるのではないでしょうか。
オープンキャンパスでチェックしておきたいこと
- 通学時間や交通費はどれくらい?
- キャンパス周りの地域の雰囲気は?
- キャンパスの清潔感や落ち着きは?
- 学生の雰囲気は?派手?穏やか?
- 授業のスタイルは自分に合っている?
- カリキュラムが自分の求めているものに合っている?
- 資格取得や就職サポートは充実している?
- 奨学金を検討していれば、大学独自の奨学金はある?
これらはパンフレットやネットの情報では分かりにくいので、実際に足を運んでみる価値が大いにあります。
親ができることは、“選択肢を一緒に広げる”こと
子どもたちにとって大学選びは、将来を左右することです。
でも、その選択が「本命だけ」の狭い選択肢に縛られてしまうと、後々苦しくなることもあります。
だからこそ、滑り止めの大学についても**“前向きに選べる選択肢のひとつ”にしておくことが、親としてのサポートになるのではないかな**と感じます。
おわりに
本命校だけでなく、滑り止めの大学もオープンキャンパスに行っておくことで、
子どもたちにとって納得感のある進路選びにつながります。
「行ってみてよかった」と思えるかどうかは、案外、本人より親の気づきかもしれません。
将来の安心材料として、小さな一歩、でも大きな安心を得てみませんか?
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