IT企業ってブラック?
子どもが就職活動をしているときに「IT企業に行きたい」と言われると、親としては少し心配になることはありませんか?
「IT企業ってブラックじゃないの?」と感じる方もいるでしょう。ですが、一口にIT企業といっても、その働き方や環境はとても幅広いようです。
IT企業はすべて同じではない
「IT業界」と一言で言っても、大手メーカー系、通信系、Web系、受託開発、SIer(エスアイヤー)、スタートアップなど、さまざまな形があります。
企業規模や事業内容によって、働き方や労働環境は大きく違います。
例えば、
- 大手IT企業:福利厚生が整っていて、残業も適切に管理される傾向
- 中小の受託開発会社:納期に追われ、長時間労働になることも
- スタートアップ:自由度が高いが、自分で働き方を作る必要がある
つまり、「IT=ブラック」ではなく、会社によって違うようです。また、同じ会社内でも、任されるプロジェクトによっても違いが出るのが現実です。
働き方改革で変わりつつある
ここ数年で、IT業界も大きく変わってきたようです。
リモートワークやフレックスタイム制を導入する企業が増え、以前のように「徹夜続き」というイメージは薄れつつあります。
特に大手企業や上場企業は「働き方改革」に力を入れており、長時間労働を減らす取り組みをしています。
一方で、中小企業やプロジェクト次第ではまだまだ厳しい働き方も存在するのが現実のようです。
ホワイト企業を見分けるポイント
もし子どもがIT企業を志望するとしたら、親としては「ホワイトかどうか」気になりますよね。
チェックの目安になるのは、次のような点です。
- 残業時間の実態(平均残業時間が公表されているか)
- 有休取得率
- 離職率(新卒3年以内の離職率が低いかどうか)
- 教育制度や研修体制が整っているか
求人票や企業の採用ページだけでなく、口コミサイトや厚生労働省の「ホワイト企業認定」なども参考になります。
親としてできること
子どもがIT企業を志望したとき、親が「ブラックじゃないの?」と一方的に否定してしまうのは避けたいところです。
大切なのは「どんな企業で、どんな働き方をするのか」を一緒に調べるといいと思います。
いちいち、親に相談することも少ない年齢ですが、どこを受けようと思っているのか。ということさえ話してくれれば、親側で調べて、タイミングを見て助言することができます。
最近はリモートワークやスキルアップ研修が充実している会社も多く、キャリアの選択肢が広がるのもIT業界の魅力。
子どもがやりがいを持って働けるかどうかを、親の視点で考えてみると心強いと思います。
太郎の場合、数社から内定をいただいていました。その中から1社に絞ってほかはお断りの連絡をしたのですが、その時、就職する企業名を数社から尋ねられ…。正直に話をすると、お断りを入れた企業と、就職する企業が結構な頻度で取引先でした。そのため、複数の企業から内定をいただいたとき、無下にお断りするのではなく、マナーを守って丁寧にお断りをいれることも重要かと思います。
また、IT関連で働くともなれば、一つの会社に居続けるのではなく、キャリアアップして転職も頻繁なようです。
ですから、就活のときだけではなく、就職してからも将来どこで繋がりが出てくるかわからないことを考えて行動したほうがいいと感じます。
まとめ
IT企業といっても働き方はさまざま。
「ブラック」「ホワイト」とひとくくりにするのではなく、会社ごとの特徴を見極めることが大切です。
親としては心配もありますが、正しい情報を知ることで「応援する気持ち」を持てるようになります。
子どもの未来の選択を見守りながら、安心して社会に送り出せるといいですね。

にほんブログ村

コメント