子どもが大学に進学するとき、「学費・仕送り・家賃」などはある程度予測するご家庭が多いと思います。
しかし、実際には予想外の出費も少なくありませんでした。
我が家の場合、双子の息子たちが大学に進学してから、予想していなかった費用がいくつか発生しました。
今回は、そのリアルな内容をシェアします。これからお子さんが大学に進学する方の参考になれば幸いです。
予想外にかかった費用
その1:ゼミでの海外研修費(私立大・文系)
次郎(私立大学経済学部)の所属していたゼミでは、
3年次に研修旅行という名目で、シンガポールへの海外研修がありました。
▶ 想定外だった出費
- 航空券・宿泊費:約20万円
- パスポート申請や予防接種:約1万円
- 現地での滞在費やお土産代など:約5万円以上
合計:約26万円
▶ 親の気持ち
最初に聞いた時、「ゼミで海外?」と最初は驚きました。
もちろん、この金額は学費に含まれません。参加必須ではなかったものの結局ほとんどの学生が参加するため次郎も参加しました。
でも実際、本人は視野が広がり、就職活動でも面接でも役に立ったようで結果的にはいい経験になったと思います。
その2:公務員試験対策の予備校
これも次郎。大学2年の春休みごろから公務員講座を受講するようになりました。
独学では試験対策講義などができず、自力では不安が多いとのこと。
大学生協での講座を申し込みました。
▶ 想定外だった出費
- 公務員予備校(1年コース):約20万円
合計:約20万円
※金額は大学生協によって違います。また、大学生協に公務員講座がないところもあり直接民間の予備校に通う場合もあるようです。
▶ 親の気持ち
当初、公務員予備校というもの自体も私はよく把握していませんでした。
しかし、地元県庁に合格した今となっては、公務員模試や自分の立ち位置等が確認できて公務員講座を受講して本当に良かったと思っています。
そのほか「地味に効いた」出費
- パソコンの買い替え(情報系の太郎):約20万円
- 就活の交通費・スーツ代・ホテル代:1人あたり10万〜15万円ほど
- ゼミ合宿・資格試験受験料など:合計数万円ずつ
まとめ:大学生活=学費+αが当たり前
進学前に思い描いていた予算だけでは、対応できない部分実際は多いのでないかと思います。
特に、
- 私立文系:ゼミ活動や自主性に基づく出費等
- 国立理系:資格試験や就活説明会、入学時に購入したパソコン以外にも周辺機器等
就職活動等にも費用はかかります。また、卒業旅行に行く場合、バイト代では足らないこともあるようです。
まだ、息子たちはコロナ禍だったためこれくらいで収まったのかもしれません。これが、普通の状況であれば、海外留学する学生も多くいると思います。我が家も留学を希望していたと思います。
学生時代に海外を実際に肌で感じることはとても貴重な経験だと思います。金額以上に得るものの方が大きのではないかとも想像します。
教育費が多くかかっている中で、正直工面が大変でした。でも、どれも結果的に必要経費だったと今になって感じています。
これから大学進学を控えるご家庭へ
- ある程度の「臨時出費」がかかる可能性を覚悟しておく
- 子どもと定期的に進路や活動の方向性を話し合う
- 奨学金や教育ローン、制度の情報も早めに確認
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