~センター試験最後の年、わが家の受験戦記~
文系・理系それぞれの一般入試で受験した双子の実体験をもとに、「同じ家庭、同じ年、でもまったく違う受験」について綴ります。
2020年。センター試験最後の年。
受験制度が大きく変わる前の年。万が一、浪人となった場合は、翌年は試験自体が変わってしまう。というプレッシャーの中で2人は自分の進路に向かって真剣に挑みました。
双子でもここまで違う!文系と理系の志望動機
- 太郎(兄):理系志望 → 地元国立大学 情報系学部 → 外資系IT企業へ就職
- 次郎(弟):文系志望 → 関西の難関私立大学 経済学部 → 地元県庁に就職
小さいころは一緒に生活をし、一緒に喧嘩しながらも遊んでいた二人。
でも、双子だからこそなのか、小さい頃から比べられることを嫌い、大学進学も別の道を選択しました。
志望学部も違えば、勉強科目や勉強方法もまったく違う。
同時期に大学受験をしていても、全く別のことをしているようでした。
センター試験対策:理系は“積み重ね”、文系は“記憶勝負”
センター試験対策では、教科の性質の違うため勉強法も全く違う。
- 太郎(理系):数学Ⅲ・物理・化学など、理解型科目が中心 → 長期的な学習が重要
- 次郎(文系):世界史・現代文・英語など、暗記と整理が中心 → 直前の詰めが勝負
同じ家で勉強していても、生活リズムも、使う教材も、まるで別世界。
- 太郎は数学に重点を置き、繰り返し問題集を何周も解く
- 次郎は一問一答を片手に暗記に没頭
- 太郎は夜型。次郎は早朝型
親としては、正直、この頃本当に心身ともに大変でした💦
センター試験本番:静かな緊張、結果は別々でも誇らしい
2020年1月。センター試験、最後の年。
多くの受験生が「最後の年」という重圧と、「新制度への不安」を感じていた時期。
わが家の2人も、緊張感のピークで送り出しました。(私が一番緊張していたかもしれません😅)
帰ってきた日の顔は、無言で、どこか不安そうな表情でした。
結果的に
- 太郎:第一志望にわずかに届かず、後期試験で地元国立大に進学
- 次郎:後期試験で国立合格も私立を諦めきれず最後の試験で関西の難関私大に合格
双子や兄弟でも同じではないですよね
双子は別々の大学、別々の地域へ進学しました。
進路も、学部も、将来像も、すべて違う。
けれど、二人とも、自分で頑張って戦った結果。
私ができたことは…
- 比較しないこと
- できるだけ平等に接すること
- 口出ししたくなっても黙っていること
- 子供たちが頑張っている時間、できるだけ気を逸らさないこと
まとめ:センター最後の年、わが家の双子は“それぞれの道”を選んだ
2020年――センター試験の最終年。
その年に、双子の2人が文系・理系という違う土俵で。また、進学先よりも、真剣に受験に向き合った。という体験が、我が家、家族にとって忘れられない宝です。
息子たちの大学受験によって親である私も成長させてもらいました。
今、彼らはそれぞれ別の世界で活躍中。
太郎は外資系IT企業で働き、次郎は地元県庁で頑張っています。
多分、これからも色々なことでつまづいたりすると思います。
でも、受験で頑張った経験を活かし、乗り越えて人間として大きくなってほしいと感じる母でした。
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