「都会の大学のほうが就活は有利なの?」
「地方の国立でもちゃんと就職できる?」
そんな不安、受験生を持つ親なら一度は考えますよね。
我が家には、一卵性の双子でありながら進路がまったく違う二人がいます。
一人は地方国立の理系へ進学。
もう一人は関西有名の有名私立大へ進学。
環境も周りの学生も違う二つの大学。
そして就活時に見えてきたのは、親としても驚くほど“リアルな差”でした。
地方国立 × 理系の息子:落ち着いた環境で専門知識を磨く → 就職先はほぼ県外
地方国立の理系は、とにかく企業からの信頼度が高いです。
「国立理系なら学力も基礎力も安心」と見られる傾向は明らかにあります。
ただし一方で、こんな現実もありました。
- キャンパスの所在地は“就職の中心地”から遠い
- 企業説明会はオンラインか都市部まで行く必要がある
- 地方には理系の就職先が少なく、必然的に県外就職になる
実際、息子も自然と “県外就職が前提” の流れに。
でも、面接では「国立理系」というブランドが評価され、内定を複数獲得できました。
学力の信頼 × 専門性が、地方国立の大きな武器です。
有名私大 × 文系の息子:とにかく情報量が多く、刺激にあふれた環境
都市部の私立大学は、圧倒的に就活の情報が多いです。
- キャリアセンターが超充実している
- OB・OG訪問がしやすい
- 企業の説明会がキャンパス近くで毎日のようにある
- 公務員志望の学生も多く、周囲の刺激が大きい
息子も公務員志望でしたが、周囲に同じ志望が多く
「勉強仲間や競争相手」に恵まれていました。
都市部は進学も就活も“選択肢が多い”のが最大の強みです。
【親目線】都会と地方で感じた“就活の差”まとめ
① 情報量 → 都会が圧倒的に多い
特に文系。
都市部の方が100%有利。情報格差はやっぱりあります。
② ブランド力 → 国立理系が強い
地方でも、企業からの信頼度が非常に高い。
“学歴フィルター”突破力で言えば国立理系は堅いです。
③ 就職先の選択肢 → 都会の私立の方が広い
企業が多いから、受けられる会社の量が違う。
④ 就職エリア → 地方国立は県外就職が多い
逆に都市私大の方が地元・都会、どちらも選択肢が残りやすいです。
そして結論:どっちが有利かではなく「子どもに合う環境がどこか」
親として、2つの大学・2つの就活を見てきて心から思います。
都会が有利というより、大学と子どもの相性が決め手。
- 落ち着いた環境で専門を深めたい子 → 地方国立向き
- 刺激的な環境で情報を取りに行きたい子 → 都市私大向き
- 公務員志望で仲間がほしい → 都市私大は強い。地方国立も強い。
- 理系で就職の幅を広げたい → 国立は信頼度◎
どちらに進んでも、最終的には本人がどう動くか。
これがいちばん結果を左右します。
親としてできる“ただひとつのこと”
受験も就活も、情報過多の時代。
でも、どの道を選んだとしても、大事なのは
「あなたの選んだ道を応援してるよ」
そう言える親でいることだと思っています。
双子を育てて痛感したのは
同じ家で育っても、子どもは全く別の人生を歩むということ。
そして、それでいいんだということ。
まとめ:都会も地方も“強み”が違う。大切なのは子どもの選択
- 都会の私大=情報・刺激・仲間が多い
- 地方国立=信頼度・専門性が強い
- どちらが就活に有利かより、子どもに合う環境が重要
親としては心配もありますが、
最終的には子どもの選択と努力で未来は変わる――これは双子を見て強く感じたことです。
受験で迷う保護者の方の参考になればうれしいです。
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