今日は、地方国立大学(理系)と都市部(関西)の私立大学(文系)に進学したわが家の双子が体験した、就職活動における「大学立地」の影響」について
「都会の大学は就活に有利」
「地方の大学でも大丈夫?」
そんな疑問を持つ受験生や保護者の方に、リアルな体験談とともに情報をお届けします。。
■ 結論:就活では“都会の大学の方がチャンスが多い”のは事実
地方国立に通った太郎と、関西の有名私大に通った次郎。
就職活動を遠くから見ていて感じたのは‥
就活の“情報量・企業数・機会”は、都会の大学の方が圧倒的に多い
特に理系は、企業と大学が共同で研究する産学連携というものがあります。これは、地方大学でもあるのですが、都会の大学の方が大手企業との連携が多いのも事実です。
理由①:企業の採用イベントは「都市部」に集中している
次郎が通った大学は、関西難関私立。関東でも名前が通っている大学。そこでは学内開催の企業セミナーや合同説明会に気軽に参加できました。
一方、地方大学の太郎は、興味のある企業の説明会に出るために、何度も県外へ足を運ぶ必要がありました。
- 都市部の大学:週に何社も説明会・OBOG訪問の機会
- 地方大学:自分で探し、移動・宿泊が必要なケースも
“フットワークの軽さ”が選考の早期スタートに直結するため、都市部の大学の方が断然有利です。
理由②:OBOGネットワークの広さが段違い
都市部の私立大学には、卒業生が多数、都心企業に在籍している強みがあります。
OBOG訪問もスムーズにでき、人事との面談にもつながりやすい。
一方、地方国立大出身者は、地元企業・役所には強いです。、都会の企業との接点が少ないために、学生の就職先の視野も狭くなっている印象がありました。
理由③:インターン参加のしやすさも「立地次第」
インターンシップも、短期・長期どちらも首都圏に集中しがちです。
太郎は就職説明会や実際の就活面接のたびに宿泊先を探したり、交通費をかけたりして労力がかかっていました。
次郎は、公務員志望のためインターンには参加していなかったのですが、色んな地域の説明会等、機会も多く参加。もしやすかったようです。
じゃあ地方大学はダメなの?いえ、戦い方が違うだけです
ここまで都会のメリットを書きましたが、地方大学にももちろん強みはあります。
- 地元就職には圧倒的に強い
- 学生数が少ない分、支援が手厚い大学も
- 理系分野では引け目にとらえず、視野を都会にも向けて
地方の大学の場合で、都会に就職希望の場合は、学生本人が積極的に情報収集し、フットワークを軽くして動くことが鍵になると思います。実際、太郎の友人も誰もが知る都会有名企業に就職しました。
親として伝えたい「大学選びの視点」
進路を決めるとき、「都会の方がいい?」「やっぱり地元?」と悩むのは当然です。
でも、ポイントはこの3つです。
① 将来どこで働きたいか
→ 地元なら地方大学、都会志向なら都市部の大学が有利。でも諦めないで。
② どんな業界を目指したいか
→ 国家公務員やメーカーなら全国、広告・IT・金融なら都市部。地方公務員、地方の企業なら地元国立大学が多い印象です。
③ 大学の就活支援体制やOBOGの層
→ 学部や偏差値だけでなく、“就活サポート力”も調べましょう
まとめ:立地も含めて「大学の選び方」を見直そう
わが家の双子の就活を通して感じたのは、大学の偏差値や学費だけでなく、“立地が将来を左右する”可能性もあるということ。
- 都会の大学=チャンスが多く、選択肢が広がる
- 地方の大学=コスパが良く、地元就職に強い。本人の意識によって地方でも都会就職も可能。特に国立理系は本人の意識次第で都会大手就職も可能。
どちらにもメリット・デメリットがあります。
大切なのは、自分に合った戦い方を知ることです。
志望校を考える時、大学が公表している就職先等も調べてみるのも一つの手だと思います。
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