目次
はじめに
大学入試には「推薦入試」と「一般入試」の2つの大きなルートがあります。
保護者や受験生からよく聞かれるのが、「どちらを選べば後悔しないか?」という質問です。
どちらにもメリット・デメリットがあります。ここでは、その違いと、家庭としての選び方の考え方をご紹介します。
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推薦入試とは?
推薦入試には「学校推薦型選抜(指定校・公募)」と「総合型選抜(旧AO入試)」があります。
✅ 推薦入試の特徴
- 評定平均や課外活動など、高校生活の実績重視
- 面接・小論文・志望理由書などが中心
- 早期に進路が決まる(秋~冬に合格が出る)
- 一般入試より学力試験の比重が低い場合が多い
一般入試とは?
一般入試は、学力試験(共通テスト+個別試験)がメインで、実力勝負の入試です。
✅ 一般入試の特徴
- 成績よりも入試本番の点数が重要
- 学力重視でフェアな評価
- 志望校の選択肢が多い
- 合否は1月~3月と時期が遅め
比較表:推薦入試 vs 一般入試
項目 | 推薦入試 | 一般入試 |
---|---|---|
合格時期 | 早い(10〜12月) | 遅い(1〜3月) |
評価基準 | 高校成績・面接・小論文など | 学力試験(共通テスト・2次) |
適性 | 計画的に準備できる子向け | 本番に強いタイプ向け |
メリット | 早く進路が決まり安心 | 実力で選択肢が広がる |
デメリット | 途中で変更しにくい | プレッシャーが強い・浪人リスク |
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推薦入試を選ぶべき子はこんなタイプ
- 高校の評定平均が高い(4.0以上)
- 早く進路を決めて受験のストレスを減らしたい
- 自己PRが得意、プレゼン力や書く力がある
- 第一志望の学部が推薦枠にある
一般入試を選ぶべき子はこんなタイプ
- 学力に自信がある、偏差値が上昇中
- 志望校の推薦枠がない、評定が足りない
- 入試本番で力を発揮できるタイプ
- 行きたい大学をギリギリまで絞りたい
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【保護者としてできること】
- 学校や担任の先生との連携をしっかり取る
- 推薦で受ける場合は、評定平均の把握と提出書類の準備支援
- 一般入試を目指す場合は、模試の結果と志望校の目標偏差値の把握
- 最終的に本人の意思を尊重することが一番大事
我が家の経験から…
我が家の場合、理系志望の太郎は推薦入試は受験せず、一般入試で望みました。
一方、文系志望の次郎は、滑り止めとして、合格しても併願可能な公募推薦(現学校推薦型選抜)を受験し、浪人という不安を取り除いてから一般入試に望みました。
AO入試(現総合型選抜)も担任の先生に相談したところ、入試の対策が違うため、第一志望優先であればオススメはしない。とのことで受験しませんでした。
ただ、我が家の場合、一般入試。しかも後期試験での進学が決まったたため、それからの入学準備やアパート探しは本当に大変でした。推薦入試で早くに進学先が決まり、余裕を持って準備ができるメリットは大きいと感じます。
まとめ:どちらが正解ではなく、「どちらがその子に合っているか」
推薦入試が合っている子もいれば、一般入試の方が力を出せる子もいます。
最終的には「納得して努力できる道」を選ぶほうが後悔が少ないと感じます。

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