地方公務員になった息子。配属されたのは“激務”と名高い部署だった
息子は、大学卒業後に地方自治体へ就職し、地方公務員として社会人生活をスタートさせました。
必死で勉強し、試験、面接を突破しての合格
しかし、ふたを開けてみると、配属されたのは激務部署でした。
残業続き、終電間際の帰宅も当たり前
「公務員は楽だよね」と言われがちですが、実際は部署によって労働環境の差が大きいのが実情です。
次郎の配属先では、定時で帰れる日はほぼなし。日付が変わる頃に帰宅することも少なくありません。
もちろん、本人は不満を言わず、毎日淡々と仕事に向かっています。
親としては心配になる一方で、頑張っている姿に胸を打たれることもあります。
「期待されての配属」と言われても
上司や先輩からは、「優秀な人を置きたかった」「期待してる」と言われたそうです。
でも、期待がプレッシャーになるのも事実。
慣れない社会人生活、複雑な業務内容、責任のある仕事…。
そんな中で、若い力を奮って一歩一歩学んでいるようです。
公務員は“労働基準法の適用外”?
意外と知られていないのが、地方公務員は労働基準法の適用外という点です。
(※あくまで地方公務員法に基づいた勤務管理が行われています)
もちろん法的な保護はありますが、民間企業とは異なる仕組みの中で働いていることもあり、
「残業時間の上限」や「休暇取得」などのルールが現場ではうまく回っていないことも。
それでも、続けていく覚悟を持った息子
そんな激務の中でも、息子は「やめたい」とは言いません。
むしろ、「今の部署を乗り越えたら、どこでも通用する気がする」と言ったとき、
親として、少し涙が出そうになりました。
社会人1年目。
学生時代とは違う責任と現実に直面する時期だと思います。
けれど、乗り越えることで、確実に人としての厚みが増していくのを感じています。
最後に:地方公務員の現実を知ってほしい
「安定してるから」「定時で帰れるから」といったイメージだけで地方公務員を目指す人もいるかもしれません。
でも、現実はそう甘くない部署もあります。むしろ、地域を支える根幹としての責任感が強く求められる職種です。
息子の姿を見ながら、地方公務員という仕事に対する理解と尊敬の念が深まりました。
これから目指す方には、やりがいと同時に現実の厳しさも知ったうえで進路を選んでほしいなと願っています。
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