進路選びで後悔しないための6つの視点
今日は、実際に文系と理系に分かれて進学・就職した双子の息子を育てた親の立場から感じたことを綴ります。
進路選びは本人の人生を左右する大きな決断です。でも親の関わり方次第で、子どもが自分らしい選択をする後押しができると思うのです。
この記事では、太郎(理系/地元国立大学・情報系)と次郎(文系/関西難関私大・経済学部)を通して感じた、**進路選びの“現実”と“ヒント”**をお伝えします。
1. その科目って本当に苦手?
「数学が苦手だから文系にする」という話をよく聞きます。
ですが、その苦手って本当なのでしょうか。
特に数学なんて、根気よく向き合っていたら結果的に問題を解くのが面白くなって知らないうちに好きになってた。なんてことも。
センターで転けてしまった次郎。ですが、大学1年の数学のクラス分けテストで、何かの間違いなのか、一番数学ができるクラスに入ってしまい😂そして知らないうちに難なく数Ⅲも理解していました。
大学時代、友人たちに「理系の思考」と言われていたそうです。
2. 親が決めつけない
親が、文系の方が簡単よ。とか、我が家の家計に理系はいない。理系は学費が高い。とか、
理系の方が就職に有利だから理系にしたら?と言ってしまうことで、子供の意識に偏りを持たせてしまって、結果的に後で後悔した。なんてことも耳にします。
3. 将来の職業イメージがあるか?
受験生の間で「将来何になりたいかわからない問題」。
理系に進んだ太郎は、何になりたいかの明確なものは当時わからなかったのですが、物事を覚えるよりも考えることが好きでした。太郎本人がギリギリまで真剣に考えて結果情報学部に進みました。
一方、次郎は高校生の時から、将来は公務員になりたい。と決めていました。公務員=法学部。と考えていたようですが、大学で学ぶ内容が法学部よりも経済学の方が興味があり、経済学部でも公務員になれることがわかり経済学部を選択しました。
4. 大学生活にどんな時間を過ごしたいか
「どの大学に行くか」だけでなく、「大学でどんな時間を過ごしたいか」も大切です。
長男は国立理系ということもあり、勉強+課題中心の生活。
次男は文系私大で比較的自由度が高く、ゼミ・インターン・アルバイトを経験できました。
どちらが正解というわけではなく、本人の性格や価値観に合う生活スタイルを選べるかがカギになります。
5. 学費・受験スタイル・家計とのバランスも見逃さない
実は、理系と文系では、学費も受験科目もまったく違います。
理系(長男):受験は理科2科目+数学/学費高め
文系(次男):受験は社会+英語/学費は理系より安め(ただし私立)
親としては、複数の子どもが同時期に受験する場合の出費計画を早めに立てておくと安心です
6. “正解”は結果論。納得できる選択こそが正解
文系・理系どちらが有利か?という質問には、今も答えられません。
長男は外資系IT企業に就職しました。
次男は地方公務員として安定した生活を送っています。
どちらも違った幸せがあり、本人たちが納得して選んだ道は、どちらも“正解”だと親として感じています。
進路に「正解」はありません。
あるのは、「納得感」と「自分で決めた」という実感です。
まとめ|進路選びは“親の伴走”で変わる
いかがでしたか?
親は“答え”を与えるのではなく、“考える材料”を増やすサポーター役に回るのが理想なのかもしれませんね。
双子という同じ家庭環境で育った2人でも、性格も進路も人生も大きく違います。
進路選びに悩むお子さんとその保護者の方へ、私の経験が少しでもヒントになれば幸いです。
💬 もし「今こんなことで悩んでる」ということがあれば、コメントやお問い合わせで教えてください。
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