塾なしで大学受験に挑んだ我が家の双子の息子たち。
受験の時期になると、周囲の大人たちからたくさんのアドバイスをいただきました。
その中で、今でも心に残っている言葉があります。
「納得のいく受験じゃないと、大学を辞めることになるよ」
ある先輩ママから言われたこの言葉。
「今の子たちは、大学が合わなければ辞めてしまう。だから、本人が納得して大学を選び、納得して受験することが本当に大事なんだよ」と。
当時の私は、心の中でこう思っていました。
- 「納得のいく大学に行ける保証なんてない」
- 「浪人するほどの経済的余裕はない」
- 「そもそも受かるかどうか分からないのに…」
けれど、その言葉は、あとになってじわじわと現実味を帯びてきたのです。
合格しても「行く」と決めなければ、意味がない
実際に大学生活をスタートしてみて分かりました。
「合格したから」ではなく、「自分で選んだ大学だから」という納得感があることが、大学生活のモチベーションにつながるのだと。
納得せずに進学した場合、こんなリスクもあります。
- 授業についていけず、単位が取れない
- 学ぶ内容に興味が持てず、モチベーションが下がる
- 中退や留年という選択に直面する
私の身の回りでも、国立大学に進学したのに中退してしまった子や、留年を繰り返して結局退学という話は珍しくありません。
中退・留年のリスクと家計へのダメージ
入学金、授業料、アパートの敷金礼金、家具の準備…。
大学に進学するというのは、かなりの初期投資です。
それなのに中退してしまえば、何十万円もの費用が無駄になってしまう可能性も。
さらに、本人にとっても「失敗体験」として重くのしかかってしまいます。
受験前にしておきたいこと
だからこそ、我が家では受験前に以下のことを大切にしてきました。
- 志望校の学部内容やカリキュラムを一緒に調べる
- オープンキャンパスや大学説明会に参加して、雰囲気を感じ取る
- 「なぜこの大学に行きたいのか」を本人が自分の言葉で語れるようにする
大学に「行かせる」のではなく、「本人が選び、納得して行く」。
このプロセスが何より大切だと、今になって強く感じています。
まとめ|本人が納得してこそ意味のある大学受験に
受験は、合格がゴールではありません。
その先に続く大学生活をどう過ごすか、そこで何を得るかが一番大切だと思うのです。
塾なし・経済的に余裕のないご家庭でも、納得のいく大学選びはできます。
大切なのは、「どの大学なら本人が頑張れるか」を一緒に考えること。
大学を辞めないためにも、本人の納得が何より大切。
これから受験に向かうご家庭に、ぜひ伝えたい思いです。
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