英語が必要な理由
「受験のために英語を勉強しているけど、本当に必要?」
「社会人になったら英語ってどう役立つの?」
「英語が苦手なんだけど‥」
子どもからも、親からも、こんな声をよく聞きます。
我が家の双子も、文系・理系それぞれの進路で、どちらも英語はとても重要な科目でした。
今回は、大学受験→就職活動→社会人生活と段階ごとに、「英語の必要性」について、私が感じたことをお伝えします。
① 大学受験での英語の“重み”は年々上昇
■ 英語は共通テストでも主要科目
センター試験最後の年(2020年)に受験した双子。
当時から英語は受験科目の中でも配点が高く、差がつきやすい教科でした。
特に難関大学を目指すなら、英語力=合否を左右する武器。
英語ができれば他の失点をカバーできる場面も多いです。
■ 英語民間試験活用も視野に
今後は英検などの外部試験が、さらに大学入試で活用されていく流れもあり、日常的な英語運用能力がより重視されていくのではないでしょうか。
外部試験で一定以上の資格を持っていると、大学によって、共通テスト満点扱いや英語の個別試験加点等メリットがあるところもあります。
② 就職活動では「英語=選択肢の広さ」に直結
■ 英語を話せる人材は“プラス評価”
太郎は外資系IT企業を志望。TOEICスコアや面接での英語対応が合否を左右しました。
就活の場面では、
- 海外とのやりとりがある企業(商社、メーカー、ITなど)
- 外資系企業全般
- グローバル展開を視野に入れている中堅企業
で、英語スキルがある=応募できる企業が増えるという現実があります。

③ 社会人になってからの“英語格差”
■ 外資系IT企業での兄の体験
兄は現在、外資系IT企業で勤務しています。
メール、資料の多くが英語。
「英語は絶対必要」と話しています。
社会人となった現在でもTOIECのスコアを伸ばすために学び続けています。
語学が苦手なまま就職したら、昇進や希望の部署に進めない会社もあるようです。
■ 地元県庁に就職した弟の場合
弟は現在、県庁勤務。普段の業務に英語は不要です。大学受験では重要科目でしたが、太郎ほど必要性は現時点では感じないようです。
英語力はどの段階で備えるべき?
大学受験の時点で苦手意識を持たずに、しっかりと基礎を固めると後々が楽になってきます。
特に、
- 高校時代の英語学習が就活に役立った(TOEIC対策が楽)
- 英検2級以上を高校で取得しておくと、後がラク(英検準1級を取得していると受験に武器になる)
- 英語に“苦手意識”を持たないこと。一気に身につくものではなく長い時間でコツコツと。
と、双子を見ていても実感しています。
ただし、受験時期を間違えると実際の受験対策に間に合わなかったり、大学受験に影響が出る可能性があります。

親ができるサポート
- 英語は「試験対策」だけではなく「一生使える力」だと伝える
- 苦手意識を植えつけないように、失敗を笑わない
- 「なぜ英語が必要なのか」を就職活動の現実を交えて話す
- 英語が話せることで視野が広がり、海外にも目を向けることができる(留学等も視野に)
進路を考えるときに、親から「英語って、どんな風に役立つの?」と話してみることは、子供の視野を広げることにつながると感じます。
まとめ:英語は重要
大学受験のためだけに勉強していると思われがちな英語ですが、
実際はその先に続く就職・社会人生活・キャリア形成、転職等まで関係してきます。
選択肢、視野がとても広がると感じます。
今の子どもたちにとって、英語は「強み」ではなく必要なものになりつつあります。
英語が特異科目になって武器を一つ身につけられるといいですね。
二人の息子たちを見ていてそう感じます。

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