国立大学の合格発表の日。
画面を開く瞬間は、子ども以上に親の方が緊張しているかもしれません。
保護者もし落ちていたら、何て声をかければいいんだろう
大学受験を経験した保護者の多くが、一度は考えることではないでしょうか。
わが家は一卵性の双子。
同じ家庭で育ち、同じ時期に受験勉強を続けてきました。
それでも、受験結果は必ずしも同じにはなりません。
この記事では、
- 国立大学に不合格だった時、親はどう声をかけたのか
- 実際に双子受験で起きたこと
- その後の進路をどう考えたのか
を、保護者の立場からまとめました。
これから合格発表を迎えるご家庭、あるいは結果を受け止めたばかりの保護者の方の参考になれば幸いです。
国立大学の合格発表の日、親が一番迷うこと
国立大学の合格発表。残念ながら不合格。その時、親が一番迷うのは「次の進路」よりも実は最初の言葉です。
- 何て声をかければいいのか
- そっとしておくべきか
- 励ました方がいいのか
実は、親の言葉は想像以上に子どもの心に残るのです。
だからこそ、「間違ったことを言ってしまったらどうしよう」と不安になるのです。
私も同じでした。
国立大学に落ちた子どもは親の言葉を覚えている


受験の結果そのものよりも、「親がその時何て言ったか」を覚えている子は多いと言われています。
特に大学受験は、高校生活の努力が詰まった出来事です。
だからこそ、親の一言が強く心に残るのかもしれません。
双子受験で実際に起きたこと
わが家は双子の同時受験、いわゆる「ダブル受験」でした。
受験期は、家の中の空気も独特になります。
- 同じ家の中で、お互いに切磋琢磨しながら勉強を続けてきた。
- 理系、文系、科目に違いはあれど、同じ共通テストを受験
- 同じ時期に出願し同じ前期日程での2次試験
それでも、結果は必ずしも同じになるとは限りません。
合格発表の日、パソコンの画面を開く瞬間は、子供より私の方が手が震えていました。
我が家の場合、前期日程、2人とも不合格でした。
結果が出た瞬間、私の頭に浮かんだのは「これからどうする?」ではなく、



まず何て言えばいいんだろう
ということでした。



不合格の現実を知った時、親が落ち込んではいけません。
落ち込む親を見て、子供は余計に自分に責任を感じ、必要以上に落ち込みます。
私が実際にかけた言葉
結局、私が最初にかけた言葉はとてもシンプルでした。
「ここまで本当によく頑張ったね」
結果の話ではなく、まず これまでの努力を認めることを優先しました。
受験は、結果だけを見れば「合格」「不合格」の二択です。
でも、その結果の裏には
- 何百時間もの勉強
- 模試の結果に一喜一憂した日々
- 不安を抱えながら続けた努力
があります。
それを一番近くでずっと見てきたのは、親なのです。
私自身も、子供の努力を知っている分。大切な子供の心が見える分。なんとも言えない苦しい気持ちがありました。



だからこそまずは 努力そのものを認める言葉をかけたいと思いました。
親が言わない方がいいと感じた言葉
後から振り返って、「言わなくてよかった」と思う言葉もあります。
例えば次のようなものです。
「気にしなくていいよ」
励ましのつもりでも、本人にとっては大きな出来事なのです。
素直に気持ちを保護者に打ち明けにくい年頃の子供。でも、内心は、親に認めてもらいたい。親なら見ていてくれたはず。また、自分お気持ちをわかってくれているはず。と思っています。ですが、この一言で、子供自身は軽く扱われたように感じることがあるのです。
「次どうする?」
現実的な話ですが、発表直後に今後の話をするのは少し早いかもしれません。
まずは気持ちを落ち着かせる時間が必要です。
まずは、本人の気持ちの整理がつくのを待つ。
気持ちの整理がついた頃、子供から話をしてくれる場合もあります。
話をしてくれなくても、子供の様子や表情を見ているとなんとなくわかりますよね。その時を待って話をすることをお勧めします。



決して、子供本人より先走らないこと。先走ることで、余計に傷つけたり反発を招きます。
子供を信頼し、子供の意思、意見を聞いた上で話合うことをお勧めしいます。
他人と比較する言葉
「○○くんは受かったらしいよ」
これは一番言ってはいけない言葉です。
受験はそれぞれ事情も状況も違うのです。
たとえ、悪い結果であったとしても、他人との比較はできません。
受験だけで、優劣、また、今後の人生が決まってしまうわけでは決してありません。
国立に落ちた後の進路は主に3つ
少し時間が経ってから、現実的な進路を考えることになります。
主な選択肢は次の3つです。
① 国立大学の後期試験に全力を注ぐ
後期試験に出願している場合は、そこに集中するという選択があります。
後期は倍率が高く、狭き門見にえるのですが、前期日程合格者は受験しません。私立大学に進学を決めた子も受験しないのです。そのため、出ている倍率よりも、断然実際に受験する人数は減るのです。逆転合格の可能性も充分にあるのです。そのため、諦めずに最後まで挑戦することをお勧めします。
② 私立大学への進学を検討する
すでに私立大学に合格している場合は、その大学に進学するという選択肢も現実的です。
最近は私立大学でも
- 研究環境
- 就職実績
- 教育内容
が充実している大学も多くあります。
「国立でなければダメ」と決めつけず、冷静に合格している私立大学で学べること。大学の雰囲気や環境。就職などをしっかり見て考え、経済面が許すのであれば検討するのもいいと思います。
③ 浪人して再挑戦する
本人が強く希望する場合、浪人という選択もあります。
ただし浪人は
- 1年間、モチベーションを保てるか
- 生活リズムを自分で管理できるか
- 友人たちが大学生活を送っているのを横に、受験勉強する精神的な負担に耐えられるか
- 保護者の経済的な負担
- 浪人したら合格する。という保証は一切ない。
など、親子ともに覚悟が必要な道でもあります。
浪人すれば、勉強期間が長くなるため、結果的に有利か。と言われるとそうでもありません。
浪人したのに、現役の方が良かった。ということもたくさんあるのです。
親として感じた一番大事なこと
受験の結果は、人生の一部でしかありません。
もちろん、その時は大きな出来事です。親も子どもも落ち込みます。
我が家も、出口のない真っ暗なトンネルの中に放り出されたような日々でした。
でも今その頃の自分に戻れるのであれば、「長い人生の中で見ると、進む道は一つではない。」と自分や子供達に大きな声で言いたいです。
大学受験が思うように行かなかったおかげで、別の道がみえ、そちらを選択したことで、いい方向に繋がることも多々あるのです、
実際、わが家の双子も最終的にはそれぞれ違う道を進みました。
そして、息子たちは、「前期日程不合格」だったことで、今があるのです。
我が息子たちは現在、「外資系IT企業」「地方公務員」として現在社会に出ています。
大丈夫なのです。たかが大学受験。されど大学受験。結果を受け入れ、本人が自分の人生について本気で考え、納得して進むことでどうにでもなるのです!



どの道にも、必ずそこでしか得られない経験があり、たとえ悪い結果であっても、その経験を活かして次に繋げる能力の方が就職活動や社会人として必要なスキルになるのです。
まとめ:親の最初の言葉が子どもを支える
国公立大学に落ちた時、親としてできることはそれほど多くありません。
でも一つだけ確かなのは、
最初にかける言葉は、子どもの心に残る
ということです。
結果を責めるのではなく、ここまでの努力を認めること。
そして少し時間が経ってから、次の進路を一緒に考えていくこと。
そして、子供を信頼し、応援し続けること。
それが、受験を終えた子どもにとって一番の支えになり、また、子供の頑張る力になるのではないかと感じています。
もし今、お子さんが受験結果に向き合っている最中なら、まずは一言だけで十分です。
「ここまで本当によく頑張ったね」
その言葉が、きっと次の一歩につながります。
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