「地方だから就職に不利?」そんな声をよく聞きます
大学選びや就職活動が近づくと、
「やっぱり東京の大学じゃないと就職に不利かも…」
そんな不安を持つ方は多いのではないでしょうか。
確かに、都心の大学に通っていると、企業の説明会に参加しやすかったり、インターンの機会が豊富だったりと、“チャンスが多い”と感じることはあるかもしれません。
でも、地方国立大学だからこそ育まれる価値も、確実にあるのです。
地方国立大学で身につく“目に見えにくい力”
地方国立大学で学ぶ学生は、通学や生活の面で決して派手な環境にいるわけではありません。
だからこそ、自分で工夫し、コツコツ努力を積み重ねていく姿勢が育ちやすいと感じています。
例えばこんな強みがあります。
- ✅ 限られた環境でも「やれることを見つける」力
- ✅ 派手なアピールよりも、地道な努力を続けられる誠実さ
- ✅ 地域と関わる機会から生まれる“現場感”や“視野の広さ”
- ✅ 少人数制のゼミや研究室で深く学び、考える力を養える
これらは決して目立つスキルではないかもしれません。
ですが、社会に出たときに信頼される人材になるための、とても大きな土台なのです。
企業が見ているのは“学歴”よりも“人柄と成長力”
今の企業は、表面的な「大学名」よりも、
「この人は、入社してから伸びるかどうか」
「自分の頭で考えて行動できるか」
そういった部分をとても大切に見ています。
実際、地方国立大学出身で大手企業に就職した人もたくさんいます。
大事なのは、“どこで学んだか”よりも、“どんな姿勢で学び、どう成長したか”。
就職活動では、しっかり準備をして、
「自分がどんな風に頑張ってきたか」「どんな社会人になりたいか」を伝えられれば、地方の大学出身でも、きちんと評価されます。
地方国立大学の価値は、これからもっと高まるかも
最近では「地方創生」「地域密着型の採用」に力を入れている企業も増えてきました。
東京の一部の学生だけを採るのではなく、多様な地域の価値観を持つ人材を求める動きが広がっています。
さらに、就活のオンライン化が進み、
「地方にいても説明会に参加できる」「面接が自宅で受けられる」など、
地方にいること自体のハンディキャップが減ってきているのも事実です。
親として、伝えたいこと
うちの子も、地方の国立大学に進学しました。
“都会じゃない”“有名私立よりも不利と思い込む”など不安になることもあったようです。
でも、地元での大学生活をしっかりと楽しみながら、
アルバイトや研究室、課外活動など、いろんな経験を通して成長していきました。
就職も、ちゃんとアピールをして、自分で納得のいく道を見つけ、社会に出た今、日々頑張っています。
大学の場所に関係なく、「どんなふうに過ごすか」「大学時代に何を習得するか」など主体性が何より大切だと、親として実感しています。
最後に:地方国立大学は“伸びる人”を育てる場所
地方国立大学は、確かに都心の大学ほどの派手さはありません。
でも、だからこそ**確実に育つ“伸びる力”**があります。
だから私は思うのです。
地方国立大学の就職は決して不利ではないし、もっと評価されていい。
自分を信じて、コツコツと努力してきた学生は、社会に出てから、きっと強いです。
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