保護者大学卒業後、うちの子は地元に帰ってくるのかな



地元に戻るべきか、このまま県外で就職すべきか
県外進学した就活生と、その親御さんの多くが、一度は抱える悩みです。
まず数字でお答えします。マイナビの調査(2025年卒)によると、大学生の約62%が地元(Uターン含む)就職を希望しています。約6割が地元を希望している一方で、残り4割は県外就職を選んでいます。
この記事では、実際のデータをもとにした地元就職・県外就職の実態と、うちの双子の息子2人がそれぞれ違う選択をした実体験を交えながら、後悔しない選び方のヒントをお伝えします。就活生本人にも、見守る親御さんにも読んでいただけたら嬉しいです。
大学卒業後に地元へ帰る割合は?最新データで見る実態
マイナビの調査(2025年卒)では、地元(Uターン含む)就職を希望する大学生は62.3%でした。この割合はここ数年ほぼ横ばいで、「地元に帰りたい」という気持ちは就活生の間で根強く続いています。
地元就職を希望する主な理由は次の3つです。
「両親・祖父母の近くで生活したい」が47.2%、
「実家から通えて経済的に楽」が37.5%、
「地元の生活に慣れている」が36.5%。
家族への思いや経済的な理由が上位を占めているのが特徴です。
一方、残りの約4割は県外就職を選んでいます。「県外に出たら戻れない」というわけではなく、就職後に転職・Uターンするケースも珍しくありません。就職先は「一生の決断」ではないのです。
県外就職を選ぶ就活生が多い理由
県外就職を選ぶ理由には、現実的なものが多いです。
就職活動を大学所在地で進めやすいこと、大都市のほうが企業数や職種の選択肢が多いこと、インターンやアルバイト先がそのまま内定につながるケースがあること、一人暮らしに慣れて生活基盤ができていること——こういった理由が重なることが多いです。
特にIT・メーカー・専門職志向の場合、「地元に求人が少ない」という現実的な事情も大きく影響します。やりたい仕事が地元にあるかどうかは、選択を大きく左右します。
Uターン就職を選ぶ就活生の理由
一方で、地元に戻ることを選ぶ就活生も確実にいます。
地元での生活や人間関係に安心感があること、家族の近くで暮らしたいという気持ち、公務員や地元企業志望であること、一度外に出たからこそ地元の良さに気づいたこと、将来の子育てを考えると親のサポートが受けやすいこと——こういった理由が多いです。
「一人暮らしを経験して、親のありがたさが身にしみた」という声もよく聞きます。外に出てみて初めて、地元の価値に気づくというのは、珍しいことではありません。
実体験:同じ家庭でも、選択はまったく違った
我が家の双子の息子は、同じ環境で育ちながら、まったく違う選択をしました。
一人は理系の学部を卒業後、外資系IT企業に就職しました。仕事の特性上、勤務地は都市部が中心で、県外就職という形になりました。塾なしで国立大学に進み、就活でも挫折を繰り返しながら、最終的に自分で納得した選択をした息子です。
もう一人は県外の大学で学びながら、就活では地元・県外どちらも受けた結果、地元にご縁があってUターン就職しました。現在は一人暮らしをしながら地元で働いています。
同じ家庭で育った双子でも、「向いている仕事」「選びたい働き方」「大学時代に広がった視野」によって、選択はまったく変わりました。正解はひとつではない、というのが実感です。
就活でいちばん大切なのは「場所」より「納得感」
地元か、県外か。この問いに正解はありません。



大切なのは、自分がやりたい仕事ができるか、成長できる環境か、そして「自分で選んだ」と思えるかどうかです。
無理に地元に戻って後悔するのも、親を気にして本音を抑えるのも、どちらもつらい。就職先は変えられます。でも「自分で選んだ」という経験は、その後の人生の土台になります。
まずは今の自分が一番納得できる選択をしてみてください。
親御さんへ:思っている以上に、子どもはちゃんと考えています
就活生本人には言いにくいかもしれませんが、多くの親はこう思っています。



本音は近くにいてほしい。でも、あなたの人生を邪魔したくはない
子どもが県外にいても、地元に戻らなくても、親は意外とちゃんと応援しています。たまに連絡が来るだけで、十分うれしいものです。
そして子どもも、親のことを思いながら、真剣に悩んでいます。その悩みを否定せず、「どっちでも応援するよ」と一言伝えるだけで、子どもの肩の荷はずいぶん軽くなります。
うちの双子の就活を見ていて、そう実感しました。
地元にいながら、都会の仕事をする選択肢も
近年は働き方が大きく変わっています。フルリモートで働ける企業も増えており、「地元に住みながら都会の会社で働く」という選択肢も現実的になってきました。
地元か県外かという二択だけでなく、「どこに住んでどう働くか」を自由に組み合わせられる時代です。就活の軸に「勤務地の柔軟性」を加えて考えてみるのもおすすめです。
理系・大学院生向けのオンライン就活イベントも活用されています。大手・有名企業がオンラインで参加できるので、地元にいながら都会の企業と接点を持てます。
まとめ:今決めきれなくても、大丈夫
地元に戻る人もいる。県外に残る人もいる。途中で考えが変わる人もいる。
就職は「一生の決断」ではありません。最近は転職も当たり前の時代です。都会の企業でスキルを積んだ上で、のちにUターンするというキャリアも十分あります。
どこにいても、人生は続きます。そして、選び直すこともできます。
今の自分が一番納得できる選択を、してみてください。
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