双子なのに性格も進路もまったく違う…! そんな家庭は意外と多いものです。
我が家もその1組でした。
一人は県外の大学へ進学し、もう一人は実家から通学。 現在では二人とも社会人になり、それぞれ一人暮らしをしています。
今回は、母親の視点から
「選択の違う双子をどう支えたか」 「進路が分かれた時の親の関わり方」 をまとめました。
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双子でも進路はまったく違うのが普通
人からは「双子だから同じ道を行きそう」と言われがちですが、実際は真逆です。 わが家の2人も次のように完全にタイプが違いました。
- 兄:理系。思考力が強い→ 実家から大学へ
- 弟:文系。記憶が得意 → 県外大学へ進学
性格も、得意な科目も違う二人。どちらが正しい・間違いではなく、 「本人の性格にあった環境を選ぶことがベスト」 でした。
進路が違う双子をどうサポートしたか(我が家のケース)
① それぞれに公平な“時間”を配分する

進路が違うと、どうしても一方に時間や心配が偏りがちです。
受験時期は、それぞれの志望校の情報を平等に集めました。
進路決定し、入学準備期は、県外進学の子は手続き・引越し・生活準備などが多く、サポート量が増えます。
そこで我が家では、
- 県外進学の子:生活準備・手続き中心のサポート
- 実家通いの子:精神面のフォロー・将来の話をじっくり聞く時間
という形で「質」でバランスを取っていました。
② お金のこと

進路が違うと “お金の差” が出ます。 県外は生活費がかかり、実家通いはコストが低い。
また、私立大学、国公立大学で費用の差が大きく出ます。
学部卒で就職するのか、大学院まで進学するのかによっても違いが出てきます。
我が家が思っていたのは、あくまでも「教育費は平等。」
ですが、実際に平等にするのはなかなか難しいことを実感しました。
県外に進学した次郎には、決して贅沢させず最低限の仕送り。 地元の大学へ進学した太郎へは、生活に困らないだけの支援はしました。
また、理系学部の太郎には大学院進学を選択した場合も我が家として出来るだけの支援するつもりでいました。
受験や大学費用だけではなく、就活費用、社会人としてスタートする時も費用がかかります。
県外に面接を受けに行く場合、県外で就職する場合等、初任給をもらうまでの生活費や家具家電。アパートの契約等がかかります。
大学受験や大学4年間のことだけが目に入り、不平等で不満が出ないのか等気にしていたのですが、結局、就活費用や新社会人として必要な費用は太郎の方がかかったのです。
同じように二人がそれぞれ県外私立大学へ進学した場合は、生活のレベルが変わるほどの仕送り額が違うようであれば不平等になると思います。(進学先の地域によって、家賃や生活費が異なります。そういう場合は考慮する必要がありますが)
ですが、大学受験や大学4年間の費用の額面だけで比較せず、子供たちの生活や就職活動を考えて、同レベルで生活ができるように支援することも平等になる。と実感しました。
③ 迷ったら「情報の量」を増やす

進路に悩む双子が出た時は、親が意見を言うより、 情報を並べて“比較できる環境”を作る方がうまくいきます。
特に塾なし受験の場合、教材の選び方1つで結果が変わることもあります。
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進路が違うとき、親はどこまで関わる?
① “最終決定”は本人に任せる
親の願いよりも、本人の納得感が大事。 最終的に自分で決めた進路は、責任感が違います。
責任感が伴うと、大学4年間を有意義に過ごすことができると感じます。
② 親は「比較材料」を提供する役
・大学の学部情報 ・就職率 ・学費 ・一人暮らしのコスト などを一緒にエクセルにまとめて見える化しました。
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双子の進路が分かれた結果どうなった?

ふたりとも自分の選んだ道で頑張り、 現在は社会人としてそれぞれ一人暮らし。
「自分で選んだ」という自信が、 社会人になってからの力にもなっています。
まとめ
双子は、同じ環境に生まれ、一緒に育ちます。
ですが、不思議なことに得意不得意。好き嫌い。性格も全く違う場合も多いと思います。
どちらが良くてどちらが悪い。というのではなく、それぞれが個性。
親として、それぞれの個性に合ったできるだけの支援をすればいいと感じます。
社会に出るまでにかかった費用や、かかった時間だけで比べるのではなく、それぞれの道で社会に出るまでの親として出来るだけの支援をする。のが平等だと思います。
子供自身、自分で選択した道であれば、納得するものです。
【結論】費用は額面で比べるのではなく、「同レベルで生活・就活ができる支援」が公平。
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この記事が、双子の進路で悩む保護者の方の参考になりますように。
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