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総合型・推薦の出願、親はどこまで手伝っていい?双子の母の線引き

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保護者
志望理由書、全然進んでいないみたい。私が手を入れたら……それって反則?

保護者
出願の締切、子どもに任せて大丈夫かな。調査書って、いつまでに頼めばいいの?

保護者
手伝いすぎて、面接で本人が答えられなくなったら?

9月が近づくと、総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜の出願が、急に現実になります。机には向かっているのに志望理由書が1行も増えていない子を横目に、「私が直したほうが早いんじゃないか」と思ってしまう。思ってから、少し罪悪感がわく。この記事は、そんな夜のお母さんに向けて書いています。

先に答えを言います。書類の「中身」は手伝わない。そのかわり「締切と事務」は全部引き受ける。わが家はこの線引きで乗り切りました。正直に言うと、線を引いてもなお、口を出したくなる場面だらけでしたが……。

※わが家の双子が経験したのは、併願できるタイプの学校推薦型と一般選抜です。総合型選抜そのものは使っていないので、総合型については調べた情報として書きます。制度や日程は年度・大学で変わります。最新は必ず募集要項でご確認ください。

総合型・推薦の出願、親はどこまで手伝っていい?双子の母の線引き(4コマ解説)
目次

結論:親の仕事は「中身」ではなく「締切と事務」

志望理由書や面接の受け答えは、本人の言葉でないと通用しないと言われています。親の言葉で書き直した文章は、面接のとき、本人の口からは出てきません。書類と話が食い違えば、聞く側は気づくもののようです。

でも、締切の管理、書類の取り寄せ、検定料の払込。ここは完全に大人の事務仕事です。受験勉強と並行してこれを漏れなくやれる高校生は、そう多くないと思います。少なくともうちの子には無理でした。

だから、線はここに引きます。「何を書くか」は子ども。「いつまでに何を揃えるか」は親。この記事では、その線の内側と外側を具体的に書きます。

総合型・推薦の出願はいつ?方式別の目安

まず全体の時間割です。あくまで目安で、大学によって前後します。

方式出願の目安合否の目安
総合型選抜9月1日以降11月以降
学校推薦型選抜11月1日以降12月以降
一般選抜1月上旬〜2月〜3月

この表で見てほしいのは、総合型・推薦の準備期間が、一般入試の追い込み期間と丸ごと重なることです。書類づくりに時間を使うほど、一般の勉強時間は削られます。ここが親子で一番もめるところで、後半のわが家の話につながります。

調査書はいつ頼む?親が確認したいこと

意外と盲点なのが調査書です。発行は高校経由なので、高校に頼む締切は、大学の締切より早く来ます。発行までに日数がかかる学校もあるようです。

学校からの案内のプリント、ランドセルの時代と違って親には回ってきません。「調査書はいつまでに頼むの?」の一言だけは、夏のうちに聞いておいて損はないと思います。併願する分の枚数も一緒に確認しておくと、あとで慌てません。

総合型・推薦で親が手伝ってよいこと5つ

「手伝う」というより、「事務局を引き受ける」イメージです。

  1. 締切をぜんぶ1枚にする(大学の締切・高校に頼む締切・払込日・消印の日)
  2. 書類の事務を引き受ける(写真・封筒・簡易書留・控えの保管)
  3. お金の段取りをする(検定料の払込・合格後の入学金の準備)
  4. 「読者役」になる(直さない。聞いて、分からなかった所だけ言う)
  5. 併願プランの相談相手になる(受かったら・ダメだったら、を先に話す)

1の「1枚にする」は、アプリでも冷蔵庫の紙でもかまいません。大事なのは、家族の誰が見ても同じものを見ている状態にすることです。締切が子どものスマホの中だけにあると、親は不安で何度も聞くことになります。聞かれるたびに、子どもは機嫌が悪くなります。カレンダーはその予防です。

3のお金は、検定料だけでなくその先まで見ておいてください。総合型・推薦は合否が早い分、入学金の締切も早く来ます。うちはここで想像以上のお金が動きました。実額はこちらに書いています。

4の「読者役」は、わが家で一番役に立った関わり方です。文章を直すのではなく、音読してもらって「ここ、お母さんには意味が分からなかった」とだけ返す。直すのは本人と高校の先生の仕事です。親は最初の読者。それ以上でも以下でもない、と自分に言い聞かせていました。

総合型・推薦で親がやってはいけないこと3つ

  1. 志望理由書を親の言葉で書き直す
  2. 「そんな大学でいいの」と志望に口を出しすぎる
  3. 「推薦があるから」と一般の勉強の手をゆるめさせる

1は、理由がはっきりしています。書類は面接とセットだからです。親の言葉で立派になった書類ほど、面接で本人が説明できなくなります。読んで「拙いな」と感じても、その拙さごと本人の言葉である方が強い場面があるようです。

2は、総合型・推薦が「本人の行きたい理由」を燃料にする入試だからです。親が理由ごと否定すると、書類も面接も一気に弱くなります。心配なら、否定ではなく質問で。「その大学の、何がいちばん好きなの」と聞くだけで十分でした。

志望校をめぐる親の迷い——下げるべきか、口を出すべきか——は、この記事にも書いています。

3については……これはルールというより、わが家が実際に悩んだ話です。次の章で書きます。

わが家の話:推薦の結果が出ないまま、一般と並行した秋

文系の子は、併願できるタイプの学校推薦型に出願していました。結果が出るのは11月。つまり夏から秋のあいだ、「受かるかどうか分からないまま」一般入試の勉強を続けるしかありませんでした。

「推薦があるから大丈夫だよ」。この一言を、私は最後まで言いませんでした。言いそうになった日なら、何度もあります。模試の判定が悪かった日。本人が机で寝ていた日。でも、もし推薦がダメだったら? その一言は、一般入試までの残り時間を削った戦犯になります。そう思うと、言えませんでした。

のここ
結果待ちの2ヶ月、私にできたのは、締切の管理と、お弁当と、黙っていることくらいでした。黙っているのが一番むずかしかったです。

11月に推薦の合格が出て、入学金を納めて席を確保しました。それでも本人は一般入試に挑むと言いました。ここから先はお金と覚悟の話になるので、別の記事に書いています。出願の秋にいる方には、まだ先の話に見えるかもしれません。でも、この「先の話」を秋のうちに一度だけ家族で話しておくと、冬の判断が全然違いました。

志望理由書は親が添削していい?頼れる相手

親が直すのは、おすすめしません。理由は先ほど書いた通りです。頼る先の基本は、高校の先生です。進路指導の先生は毎年何十人分もの書類を見ているプロで、無料で、何度でも付き合ってくれます。まずここに相談するのが先だと思います。

そのうえで、「先生が忙しくて順番が回ってこない」「総合型の専門的な対策までは学校では難しい」という家庭向けに、総合型選抜の専門サービスもあります。正直に書くと、費用は安くありません。向き不向きもあります。うちは使っていないので、あくまで調べた範囲での紹介です。検討するなら、無料相談や資料請求で比べてからで遅くないと思います。

夏から総合型を考えるなら、まず判断したい2つの範囲
夏から総合型を考える場合、まず確認したいのは「家庭だけで対応できる範囲」と「外部の力を借りたほうがいい範囲」です。志望理由書の下書きまでは家庭でもできますが、小論文添削や面接練習は、第三者に見てもらったほうが修正点に気づきやすくなります。ご家庭の状況に合わせて、次の3つから選んでください。

① 専門塾でじっくり伴走してほしい方
AOIの無料カウンセリングへ申し込む
志望理由書・面接まで専門スタッフが見てくれます。

② 完全オンラインで、プロ講師に相談したい方
アガルートアドミッションの無料受講相談を見てみる
資格予備校アガルート発。地方で近くに専門塾がなくても受けられます。一般選抜との”二刀流”の相談もできます。

③ まず資料で雰囲気を知りたい方
早稲田塾の資料を請求する(無料)

※アフィリエイト広告を含みます。各サービスの最新情報・適用条件は公式サイトでご確認ください。

出願前チェックリスト(親用)

最後に、事務局係の点検表です。スクショして使ってください。

  • □ 募集要項の最新版を確認した(出願期間・必要書類)
  • □ 調査書を高校に依頼した(併願分の枚数も)
  • □ 写真を用意した(サイズ・データ形式の指定を確認)
  • □ 志望理由書を高校の先生に見てもらう約束をした
  • □ 検定料を払い込み、控えを保管した
  • □ 封筒・宛名・簡易書留の出し方を確認した
  • □ 受験票・出願完了メールの保存場所を家族で決めた

まとめ:線を引くと、親も子も楽になる

中身は子ども。締切と事務は親。この線引きは、子どもを信じるためというより、親の私が暴走しないための柵でした。

書類を直したくなったら、書類ではなくカレンダーを見る。親が完璧にやれるのは、そっちのほうです。

私は何度も、口を出したくなりました。でも、締切を守る力も、自分の言葉で伝える力も、社会に出たら親の代わりはいません。だから最後まで「締切係」に徹する。そう決めてからのほうが、家の空気は少しだけ軽くなった気がします。

出願の秋は長いようで短いです。どうかお母さんも、夜は寝てくださいね。

総合型の始めどきと、方式選びの全体像は、こちらにまとめています。

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この記事を書いた人

子どもの進路に悩むとき、親はどうしても不安になります。

私自身も、迷ったり、焦ったり、後悔しそうになったことが何度もありました。

だからこそ、このブログでは「こうすれば絶対大丈夫」というよりも、実際に悩みながら選んできた家庭の一例として、正直に書いていきたいと思っています。

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