結論:今からでも動けます。ただし「今日動くか」で変わります
結論から言います。8月からでも、総合型選抜に間に合わせている受験生は毎年います。
ただし正直に言うと、「間に合う」と「余裕がある」はまったく別の話です。夏から動いた子が受かっているのは、動き出しが早い順ではなく、動き出した日から逆算して何を削るか決めた子です。
うちの双子は総合型選抜そのものは使いませんでした。でも、8月に「このままで大丈夫なのか」と焦って動いた経験なら、いくらでもあります。今日はその話をします。

総合型選抜って、結局なにを見られる入試なの?
一般選抜のように「夏からひたすら過去問」というやり方が通用しにくく、自分の経験を言葉にする作業が中心になります。
正直、うちの子たちは「自分の強みを文章にする」のがとにかく苦手なタイプでした。だからこそ余計に、総合型を選ばなかった側の親としても、この入試の”きつさ”は分かるつもりです。

夏から始めて間に合う理由・厳しい理由
いいことばかり言うのは信用を失うので、両方書きます。
間に合いやすい理由:
- 志望理由書は「今までの経験の棚卸し」が核。過去の話なので、夏からでも十分に掘り起こせる
- 面接練習は回数がものを言う。8〜9月の1〜2ヶ月でも週2〜3回やれば別人のように変わる
- 出願は9月〜が多く、一般選抜より先に「合格」を確保できる可能性がある(心の余裕にもつながる)
厳しい理由:
- 部活・課外活動の実績を今から作るのは無理。過去の経験を掘り起こす作業しかできない
- 小論文は独学で伸びにくい。誰かに添削してもらう時間が最低限は必要
- 「今から」で出願できる大学・学部は限られる。志望校が絞れるとは限らない
| 項目 | 夏スタートでも可能 | 夏スタートでは厳しい点 |
|---|---|---|
| 志望理由書 | 過去の経験を棚卸しすれば間に合う | 深掘りには時間が必要 |
| 面接対策 | 回数を重ねれば伸びやすい | 志望理由が浅いと答えに詰まる |
| 部活・課外活動 | 過去の経験を整理することは可能 | 新しい実績づくりは難しい |
| 小論文 | 添削を受ければ伸ばせる | 独学だけでは限界がある |
夏から総合型選抜を考える家庭が最初に確認すること
志望校を検討する前に、まず確認しておきたい項目です。学校・学部によって条件はかなり違うので、詳細は必ず募集要項でご確認ください。
- 志望校の出願締切(大学・学部によって9月〜のケースが多いようです)
- 評定平均などの出願条件
- 専願か併願可能か
- 必要書類の種類(志望理由書・活動報告書など)
- 小論文・面接・プレゼンの有無


推薦で安心できても、一般選抜を止められなかった理由
うちは総合型は使いませんでしたが、似た構造の不安なら、いくらでもあります。
文系の子は、夏の時点で学校推薦型に出願し、面接対策を進めていました。でも結果が出るのは秋、11月です。つまり8月の時点では、推薦が受かるかどうかもまだ分からないまま、一般選抜の勉強も並行して続けるしかありませんでした。
「推薦がダメだったら、一般で全部背負うことになる」。本人がそう言った夜のことを覚えています。安心できる材料が何もないまま、夏の勉強時間だけが過ぎていく感覚でした。
次郎


正直、この「どっちつかずの数ヶ月」が一番しんどかったです。安心材料がないまま、目の前の勉強を止めるわけにはいかない。夏はその状態のまま終わりました。
合格しても終わりではない。入学金という現実もある
11月、推薦の合格が出ました。ただしそこで終わりではなく、前期は不合格、後期で国立に合格。結局、推薦で確保していた私立の入学金と、後期合格した国立の入学金、合わせて2校分を捨てることになりました。金額にすると数十万円です。それでも、あの「どっちつかずの夏」があったから、本人が最後まで一般をあきらめずに戦えたのだと、今は思っています。


正直なメリット・デメリット
メリット:
- 一般選抜より先に結果が出る。うまくいけば秋以降の受験勉強に余裕が生まれる
- 「自分の経験を言葉にする」作業そのものが、進路への納得感を高める
デメリット(先に言います):
- 一般選抜との両立で、9〜11月は今まで以上に忙しくなる。体力的にきつい時期があるのは事実
- 独学での対策には限界がある。志望理由書・面接・小論文はどれも客観的に見てくれる人が必要
- 「夏から始めれば絶対受かる」わけではありません。厳しい結果になる可能性もゼロではないです
向いていないと感じたら、無理に総合型に寄せる必要はありません。一般選抜一本に集中する選択も、もちろん正解の1つです。
今日から動くなら、この3つ
夏から総合型を考えるなら、まず判断したい2つの範囲
夏から総合型を考える場合、まず確認したいのは「家庭だけで対応できる範囲」と「外部の力を借りたほうがいい範囲」です。志望理由書の下書きまでは家庭でもできますが、小論文添削や面接練習は、第三者に見てもらったほうが修正点に気づきやすくなります。ご家庭の状況に合わせて、次の3つから選んでください。
① 専門塾でじっくり伴走してほしい方
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② 完全オンラインで、プロ講師に相談したい方
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まとめ
総合型選抜は、夏から始めても間に合っている受験生が実際にいます。ただし「余裕をもって」ではなく「今日から動く」が条件です。
うちの子たちは総合型は使いませんでしたが、8月に「このままでいいのか」と悩んで動いた夏がありました。悩んでいる時間そのものは、無駄にはなりません。動き出した日から、逆算して考えてみてください。
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