結論:面談の場で決めなくていい。判定は「今日の実力」の話です
先に結論を言います。志望校を下げるかどうかを、三者面談のその場で決める必要はありません。
先生が見ているのは、模試の判定——つまり「今日の実力」です。でも入試で問われるのは「本番当日の実力」で、そこまでにはまだ半年あります。しかも最終的な出願先は、共通テストの結果を見てから決められます。7月の面談は「決断の場」ではなく「情報をもらう場」。そう構えるだけで、ずいぶん気持ちが楽になります。
のここうちの双子は、模試でE判定を取っても志望校を下げませんでした。そして2人とも、前期で落ちて、後期で国立に受かりました。今日はその話をします。


三者面談で先生が「現実的な話」をする理由
先生の立場を考えると、面談で慎重な言葉が出てくるのは自然なことのようです。先生は毎年何十人もの受験を見ていて、判定どおりに残念な結果になった子も見てきています。「安全側の助言」は、先生なりの誠実さでもあります。
だから、先生の言葉は「否定」ではなく「データの読み上げ+安全側の提案」として聞くのがちょうどいい距離感だと思います。従うか従わないかは、家庭と本人が決めていいことです。
ただ、面談で直接「志望校を下げなさい」と言われなくても、模試の判定や先生の言葉を聞くと、親の方が「下げた方がいいのでは」と揺れてしまうことがあります。わが家もまさにそうでした。
三者面談で言われたこと
正直に書くと、うちは「志望校を下げたら」とは言われませんでした。
代わりに私が先生に聞いたのは、別のことです。「塾に行かせた方がいいでしょうか」。









同じ家の双子で、答えが真っ二つ。帰り道、正直どうしたらいいのか分かりませんでした。
結果から言うと、うちは2人とも塾なしのまま最後まで行きました。「行った方がいい」と言われた理系の子も、です。それが正解だったと言い切るつもりはありません。ただ、先生の助言はあくまで「一つの意見」で、最後に決めるのは家庭と本人なんだと、あのとき学びました。先生の言葉に全部従わなくても、ちゃんと道はありました。




E判定でも志望校を下げなかった、たったひとつの理由
かっこいい戦略があったわけではありません。子どもたちの意思が強かった。それだけです。
模試の判定が悪くても、2人とも「ここを受ける」を変えませんでした。親の私にできたのは、その意思を尊重することだけ。正直、揺れていたのは私の方でした。判定の紙を見るたび、「下げた方が楽になるんじゃないか」と思う夜もありました。
でも、本人が「受ける」と言っている志望校を、親の不安で下げさせてしまったら——たぶんあの子たちは、落ちたときに「あのとき受けていれば」を一生引きずったと思います。逆に、自分で選んだ結果なら、落ちても次に進める。前期で2人とも不合格になったとき、それでも後期に向かえたのは、志望校が「自分で決めた場所」だったからだと思っています。




下げる・下げないを考えるときの3つの軸
わが家の経験から、判断の軸を3つだけ挙げます。ご家庭によって事情は違うので、あくまで参考として読んでください。
- 本人の意思はどっちを向いているか——「下げたくない」と本人が言うなら、それが一番強い材料です。親の不安と本人の意思を分けて考える
- 最終決定はいつでもできる、を思い出す——国公立なら出願は共通テストの後。7月に急いで結論を出す必要はありません
- 併願の設計で「守り」は作れる——志望校を下げる代わりに、滑り止めの組み方で安全を確保する方法もあります。挑戦と安全は両立できます


面談の前に親が準備しておくといいこと
- 聞きたいことを1つだけ決めていく——私の場合は「塾はどうするべきか」でした。あれこれ聞くより、一番迷っていることを1つ深く聞く方が、持ち帰れるものが多かったです
- 判定の紙をそのまま受け取らない準備——E判定=不合格確定ではありません。判定は「今日の時点の距離」です
- 面談で決めない、と決めておく——「持ち帰って本人と話します」は、立派な結論です


面談でその場で決められないときの言い方
三者面談で先生から厳しい話をされたとき、親が焦ってその場で結論を出す必要はありません。こう言えば、面談を前向きな情報収集の場にできます。
- 「一度持ち帰って、本人と家で話してみます」
- 「共通テスト後の出願までに、併願も含めて考えます」
- 「今の判定を踏まえて、夏休みに何を優先すべきか教えてください」
まとめ
三者面談は、進路を決めさせられる場ではなく、情報をもらう場です。先生の言葉は安全側に寄るものだと知ったうえで、最後は本人の意思を軸に決めていい。
E判定でも下げなかったうちの双子は、前期で2人とも落ちました。それでも後期で2人とも国立に受かりました。あの夏に志望校を下げていたら、この結果はなかったと思います。


面談から帰ってきて眠れない夜のお母さんに、この話が届けばうれしいです。
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