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【双子親が体験】大学生の年金、払えない時はどうする?「学生納付特例」の落とし穴と追納のリアル

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子どもが20歳を迎えた頃、日本年金機構から封筒が届きます。

「国民年金保険料 納付のご案内」

授業料・仕送り・生活費——ただでさえ教育費のピークを迎えているのに、さらに年金まで?と、思わず封筒を二度見した親御さんも多いのではないでしょうか。

我が家は双子の息子がいます。つまり、この通知が2枚同時に届きました。

この記事では、大学生の国民年金について「払うべきか」「特例制度の注意点」「追納はどうするか」まで、双子を育てた親の実体験をもとにお伝えします。

目次

大学生でも年金は払わないといけないの?

結論:払う義務はあります。ただし猶予できます。

日本では20歳以上のすべての人に国民年金への加入・納付義務があります。学生も例外ではありません。

2026年度の国民年金保険料は月額 17,920円

これが毎月発生します。年間にすると約215,000円。双子の場合は2人分で年間約40万円強です。

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授業料・家賃・仕送りに加えてこの金額は、正直払える余裕がありませんでした。

学生納付特例制度とは——「免除」ではなく「先送り」

そこで活用したのが「学生納付特例制度」です。

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これは、学生本人の所得が一定以下の場合に、在学中の保険料納付を「猶予」してもらえる制度です。

【申請方法】
・毎年度、学生本人が市区町村の窓口またはオンラインで申請
・在学証明書または学生証のコピーが必要
・毎年更新が必要(自動継続ではない)

【重要:「免除」と「猶予」は全く違います】

多くの方が誤解しているのですが、学生納付特例は「免除」ではありません。

 免除:払わなくていい(年金額への影響は一部あり)
 猶予:今は払わなくていいが、後で払う必要がある

猶予期間分は、追納しなければ将来の年金受給額が減ります。これが最大の注意点です。

スクロールできます
項目学生納付特例(猶予)全額免除
主な対象学生(本人の所得制限あり)本人・世帯主などの所得が一定以下
月々の支払額0円(先送り)0円(免除)
将来の年金額増えない(0円扱い)半分(50%)分もらえる
10年の資格期間カウントされるカウントされる
追納(後払い)10年以内なら可能10年以内なら可能
万が一の保障障害・遺族年金の対象になる障害・遺族年金の対象になる

追納しないとどうなる?金額のリアル

猶予を受けた期間は「年金を納めていない空白期間」として扱われます。

追納しない場合の影響:
・老齢基礎年金の受給額が減る
・10年の受給資格期間には算入されるが、年金額の計算には反映されない

では追納するといくらかかるのか。

2年間(24か月)で特例を使った場合——

月額 17,920円 × 24か月 = 約43万円 

3年間(36か月)で計算すると約65万円

さらに、追納には「加算額」があります。猶予から2年を超えた分には利子相当の加算がのります。

3月生まれで4年制大学を卒業した場合でも、卒業後すぐに追納しようとすると約50万円前後の支払いが一度に必要になります。

就職したばかりの新社会人にとって、これは決して軽い金額ではありません。

我が家が特例制度を選んだ理由

我が家では息子2人とも、学生納付特例制度を利用しました。

理由はシンプルで、払える余裕がなかったからです。

片方は県外の私立文系(仕送りあり)、もう片方は地元の国立理系。授業料と生活費を合わせると、毎月の出費はかなりの額になります。そこに2人分の年金、月3万円超を追加する余裕はありませんでした。

また、私自身が会社を転職した際に年金の空白期間を作ってしまい、今でも後悔しています。だからこそ息子たちには「特例を使ったとしても、社会人になったら早めに追納することを考えてほしい」と伝えました。

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親が代わりに払ってあげられるのが一番ですが、現実には難しいご家庭も多いはず。まずは制度をきちんと理解して、将来の選択肢を狭めないことが大切です。

社会人になったら年金はどうなる?

会社員になると、自動的に「厚生年金」に加入します。

厚生年金は給与から天引きされるため、自分で手続きをする必要はありません。国民年金の第1号被保険者から第2号被保険者に切り替わります。

ただし、学生時代の猶予期間は自動的には埋まりません。

追納を希望する場合は、猶予を受けた翌年度から10年以内に手続きが必要です。

【追納のタイミングについて】
・社会人になってすぐ(2年以内)なら加算なしで追納できる
・時間が経つほど加算額が増える
・一括でなく分割での追納も可能な場合がある

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就職先が決まったタイミングで、一度年金事務所に相談することをお勧めします。

親として伝えたいこと

年金を払って、いざ年金生活になったとき、本当に年金は支給されるのだろうか

息子たちの世代は、私たち親世代より年金制度に対して冷めた目を持っています。子どもの数が少なく、支える側の負担が増える一方の現状を、若い世代はよくわかっています。

それでも、今の制度の中で自分を守る手段を持つことは大切です。

追納するかどうかは、社会人になってから子ども自身が判断すればいい。
でも「特例を使ったこと」「追納という選択肢があること」「放置すると受給額が減ること」——これだけは在学中に親から伝えておいてほしいと思います。

お金の話は、早めに、オープンに。

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大学生の年金問題は、子どもとお金について話す最初のきっかけにもなります。

まとめ

・20歳以上は学生でも国民年金の納付義務がある(月額17,920円)
・収入が少ない学生は「学生納付特例制度」で猶予を受けられる
・特例は「免除」ではなく「先送り」——追納しないと年金受給額が減る
・3年間猶予した場合の追納額は約65万円前後(加算あり)
・社会人になったら2年以内の追納が加算なしでできる
・まずは制度を理解し、子どもに伝えることが親の役割

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この記事を書いた人

双子の息子を育て、大学受験や就活、社会人としての巣立ちを見守ってきました。
双子育てのこと、親の関わり方、子どもが自立したあとの気持ちの変化などを、やさしい目線で発信しています。

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