保護者うちの子、公務員目指したいって言ってるんだけど…どうサポートすればいいんだろう
子どもから「公務員になりたい」と聞いたとき、そう思った親御さんは多いと思います。
我が家は、夫が国家公務員、息子(次郎)が地方公務員。
いわば”公務員家庭”として、受験から入庁後まで、両方のリアルを間近で見てきました。



この記事では、公務員を目指す子どもを持つ親が、最初に知っておくべきことをまとめてお伝えします。
先に結論からお伝えすると、親にできるサポートは大きく2つです。「情報を持つこと」と「焦らせず見守ること」。順番に、わが家で実際にあったことと一緒にお話しします。
「公務員」はひとくくりじゃない。まずここを知っておく
子どもが「公務員になりたい」と言っても、公務員にはいくつも種類があります。
親として最初に把握しておきたいのは、国家公務員と地方公務員の違いです。
| 比較項目 | 国家公務員 | 地方公務員 |
|---|---|---|
| 仕事のスケール | 国全体の制度・政策 | 地域住民への直接サービス |
| 転勤・異動 | 全国レベル(単身赴任も) | 基本的にその自治体内のみ |
| 試験の種類 | 国家総合職・一般職・専門職など | 地方上級・市役所・SPI枠など |
| 安定のイメージ | 大きいが、異動や政策変化あり | 地域密着で安定感が高い |
夫(国家)と息子(地方)を同じ屋根の下で見ていると、働き方も生活スタイルも、想像以上に違います。
「公務員ならどこでも同じ」ではないので、子どもが何を求めているかを一緒に確認するところから始めるといいと思います。


「安定」の中身を、親子で正直に話しておく
公務員=安定、というイメージは正しいですが、「安定の中身」は知っておいた方がいいです。
我が家で実際に見えてきたのは、こういうことです。
国家公務員の夫を見ていて感じること
転勤は当たり前。政策が変われば仕事内容もガラリと変わります。「安定」はしているけれど、「楽」ではない。単身赴任の期間も長く、家族の時間は犠牲になる部分もあります。
地方公務員の息子を見ていて感じること
地元に根ざして働けることへの安心感はあります。ただ、配属された部署によっては激務になることも。1年目から「この部署でよかったのか」と悩む場面もありました。
それでも2人を見ていて思うのは、公務員は異動や配置換えの中で働き方が変わる可能性があるということです。
すぐに辞める・転職するという話ではなく、同じ組織の中で続ける選択肢が比較的残されている仕事だと、わたしは感じています。
「一生安泰」ではなく「選べる安定」。
これが、親世代と今の公務員のいちばん大きな違いかもしれません。
「うちの子の大学で受かるのか」という不安について
地方の大学、有名じゃない大学……そういった不安を持つ親御さんはとても多いです。
結論から言うと、公務員試験に学歴フィルターはありません。
民間の就活では、エントリーシートの段階で大学名が影響することがありますが、公務員試験は「試験の点数」で合否が決まります。
どの大学出身でも、筆記・面接をクリアすれば合格できる仕組みです。
もちろん面接や官庁訪問では人物面も見られます。ただそれは大学名ではなく、本人の受け答えの中身です。
我が家の次郎は、地方の私立文系(関関同立)から地方公務員に合格しました。
試験対策に集中できる環境を作ることが、学歴よりずっと大事だと感じています。


「なぜ公務員?」は問い詰めずに聞き役に回る
まず大切なのは、なぜ公務員なのかを子ども自身の言葉で話してもらうことです。「安定してるからでしょ」と親が先にまとめてしまうと、そこで会話が終わってしまいます。
次男の場合、受験サポートを始めた頃の第一志望は地元の地方公務員でした。比較的、地元を軸にはっきりしていたと思います。ただ実際に就活が動き出すと、「まずどこかに受からないと」という気持ちが強くなり、地元へのこだわりは一時的に薄くなっていたようです。第一志望の理由は、途中で変わることがあります。大事なのは、その時々で本人が言った言葉を否定しないことだと思います。
焦らせない。長期戦のいちばんの支え方
公務員試験は、対策を始めてから本番まで1年前後の長期戦です。民間就活と並行する子も多く、友達の内定報告を横目に勉強を続ける時期が必ずあります。
次男からは早い段階で、「就活のことには口出しをしないでほしい」とはっきり言われました。正直、黙って見ているのは簡単ではありません。でも、それが本人なりの覚悟の表れだと思って、以来わたしはそのとおりにしました。
試験対策はいつから?講座は必要?
公務員試験は、民間就活と並行して対策が必要な場合が多く、準備の時期・量が独特です。
試験対策のタイミング
一般的には、大学3年生の春〜夏から対策を始めるケースが多いです。
ただし、国家総合職(キャリア官僚)を目指すなら、2年生から動き始める必要があります。
最近は、従来の教養試験・専門試験だけでなく、SPI方式やテストセンター方式を取り入れる自治体も増えています。「公務員試験=どこも同じ勉強」ではなく、志望先ごとに試験方式を確認しておくと安心です。
塾なし家庭と公務員講座
我が家は大学受験を塾なしで乗り越えましたが、公務員試験だけは専門の講座を活用しました。
理由はシンプルで、公務員試験は出題範囲が広く、独学だと抜け漏れが起きやすいからです。
費用はかかりますが、合格までの最短ルートという意味では、講座の活用は合理的な判断だったと思っています。
独学でいける子・講座を使った方がいい子の違い
- 独学でいける子:計画を立てるのが苦にならない、過去問から逆算して進められる、毎日コツコツ続けられる
- 講座向きの子:何から始めるか迷っている、民間就活と並行している、法律・経済系の科目に不安がある
親ができるのは、講座を押しつけることではなく、資料請求や無料講義といった比較材料を渡すことだと思います。


| 講座 | 特徴 |
|---|---|
| 伊藤塾 | 法律系に強い・難関向け |
| アガルート | コスパ良・オンライン完結 |
| LEC | 大手・実績豊富 |
親が講座を決める必要はありません。子どもが迷っているときに「こういう選択肢もあるよ」と資料や無料講義を見せてあげるだけでも、動き出すきっかけになることがあります。
\ 合格実績豊富 /
\ 通信講座で対策したい方に /
\全国展開・公務員試験の大手スクール /
入庁後のリアル|「公務員の親」になって見えたこと
息子が地方公務員として働き始めて、正直驚いたことがあります。
1年目の配属先が、いわゆる「激務部署」でした。
新人なのに残業が続く日もあり、親としてハラハラしながら見守っていました。
でも、2年目に入ったころから少しずつ変わってきました。
仕事を覚えて、自分で判断できることが増えて、表情が違ってきた。
「公務員だから楽」ではなく、「公務員だからこその成長の仕方」があるんだなと感じています。
親にできることは、結果より過程を見て、口より先に信じてあげることだと、入庁後の息子を見て改めて思いました。


まとめ|公務員を目指す子を持つ保護者の方へ
- 公務員は種類によって、働き方も転勤も安定の中身もまったく違う
- 「安定」は本物だが、「楽」とは別の話
- 学歴フィルターはないので、試験対策の質と量が合否を分ける
- 親のサポートは「情報を持つ」+「見守る」のバランスが大事
子どもが「公務員になりたい」と言ったとき、正直どう答えればいいか迷いました。
でも今は、あのとき黙って信じてよかったと思っています。
もし「何から始めればいいか分からない」と感じたら、
まずは資料請求や無料講座で全体像を知るところからで大丈夫です。
早く動いた分だけ、選択肢は広がります。
この記事が、同じように迷っている親御さんの参考になれば嬉しいです。
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