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公務員はやめとけ?激務の実態を双子の母が徹底比較

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「公務員は安定していて楽そう」と思っていませんか?わが家の次郎は地方公務員に入庁してすぐ、激務部署に配属されました。一方、双子の太郎は外資系IT企業へ。真逆の働き方をする双子を持つ母として、公務員の激務の実態と、公務員vs民間の違いをリアルにお伝えします。

目次

「公務員はやめとけ」と言われる理由を検証してみた

検索するとよく出てくる理由は、だいたいこの4つです。うちの子どもたちを見ていて感じたことも交えて、正直に見ていきます。

  • 激務な部署に当たることがある
  • 給料が上がりにくい・年功序列で結果が反映されない
  • AIに仕事を奪われるのではという不安
  • 副業ができない

給料については、劇的に増えないのは事実です。ただ、うちは「増える額」より「下がる不安がない」方を選びました。

AIに仕事を奪われるかどうかは、外資系ITに進んだ長男と公務員になった次男を見て感じたことを、別の記事でまとめています。

副業は、民間企業のように自由にはできません。地方公務員の場合、営利企業への従事などは任命権者の許可が必要です。次男は「それより今は本業に集中できる方が楽」と言っています。

激務かどうかは、正直これが一番気になるところだと思います。次郎が入庁1年目に経験したことを、次の章で詳しく書きます。

入庁1年目、激務部署に配属された次郎の現実

次郎が配属されたのは、いわゆる「激務部署」でした。

入庁前は「地方公務員なら定時で帰れる」と思っていた私も、最初の数ヶ月で認識が完全に変わりました。残業が100時間を超える月もあり、帰宅は深夜という日が続きました。

「公務員は楽」というイメージは、部署によっては完全に間違いです。

残業の実態:公務員は本当に楽なのか

ケース月の残業時間の目安
地方公務員・閑散部署10〜20時間
地方公務員・繁忙部署40〜60時間
地方公務員・激務部署80〜100時間超
外資系IT・通常期20〜40時間
外資系IT・プロジェクト繁忙期60〜80時間

※上記はわが家と周囲で見聞きした体感の目安です。公的な統計としては、人事院が国家公務員の超過勤務実態調査を公開しており、公務員の長時間労働は制度上も課題とされています。

太郎(外資IT)と次郎(地方公務員)を比べると、繁忙期の残業時間はほぼ変わりません。むしろ次郎の激務部署時代の方が多かった時期もありました。

激務になりやすい公務員の部署

次郎の経験と周囲からの情報をまとめました。

  • 財政課・予算担当
  • 人事課(採用・異動シーズン)
  • 福祉・生活保護担当
  • 都市計画・開発担当
  • 首長直轄の政策推進室
  • 議会対応部署(議会開会中は特に)

配属は本人の希望が通らないケースも多く、入庁前に「どこに配属されるか」はほぼ読めません。これが公務員の働き方の読みにくさです。

公務員 vs 民間企業:双子の母が見た比較表

項目公務員(次郎)民間企業(太郎)
雇用の安定◎ 非常に高い△ 会社による
給与水準△ 平均的・年功序列○ 実力次第で上がる
残業△ 部署による(激務あり)△ 職種・時期による
転勤○ 管轄地域内△ 会社による
副業× 原則禁止○ 会社による
キャリアの柔軟性△ 異動が多い・転職しにくい○ 転職市場に出やすい
社会的信頼◎ ローン・賃貸に強い○ 大手なら問題なし
やりがい○ 地域への貢献感○ 成果が給与に直結

どちらが優れているというより、何を優先するかで答えが変わります。

表には入れにくい違いを、ひとつだけ。太郎の民間就活はほぼオンラインで完結しましたが、次郎の公務員試験は筆記も面接も、すべて対面でした。遠征の交通費と宿泊費は、親の財布に直撃します。大学生を二人抱えていたわが家には、正直、大きな痛手でした。

国家公務員 vs 地方公務員:次郎が地方を選んだ理由

次郎は国家一般職にも合格しましたが、最終的に地元の地方公務員を選びました。

項目国家公務員地方公務員
給与○ やや高め△ 地域差あり
転勤範囲× 全国・海外○ 管轄地域内
仕事のスケール◎ 国政レベル○ 地域密着
激務リスク△ 霞が関は特に激務△ 部署による
地元に住める× 転勤が多い

次郎の決め手は「地元に根を張りたい」という気持ちでした。国家公務員は転勤範囲が広く、地元を離れる可能性が高い。それが嫌だったと言っています。

試験の順番にも、次郎なりの作戦がありました。4月の国家総合職は「国家一般職の試験慣れのため」に受けたそうです。母の私はというと、保護者向けの国家公務員説明会に参加していました。「国家=全国転勤」と思い込んでいた私に、人事院の方は「転勤の有無も範囲も省庁によって違う」と教えてくれました。それでも次郎は、地元に根を張るほうを選びました。

公務員専願 vs 民間併願:どちらを勧めるか

項目公務員専願公務員・民間併願
リスク高い(全落ちの可能性)低い
試験対策の集中度○ 高い△ 分散する
向いている人強い志望動機があるまだ迷っている
精神的負担大きい逃げ道がある分楽

次郎は公務員専願でしたが、「絶対に公務員になる」という意志が明確だったから成立しました。迷いがある場合は民間も視野に入れた方が選択肢が広がります。

とはいえ、平気だったわけではありません。大学受験ではあまり弱音を吐かなかった次郎が、この時期は「大変……」とつぶやくようになりました。受ける先ごとに試験科目も内容も違うからです。それでも6月の終わり、一次通過が続くなかで「もう受けないでおこうかな。受かっても、行きたい気持ちが強いわけではないし」と、自分で受験先を絞りました。全部受けて安心したいのは親のほうで、決めるのは本人でした。

親が就活でできるサポート

  1. 情報の押しつけをしない — 親世代の就職観は古い。子どもの話をまず聞く
  2. 日程管理のサポート — 試験日・説明会・面接日を一緒に整理する
  3. 体調管理のバックアップ — 食事・睡眠・生活リズムを整える環境づくり
  4. 結果に動じない — 一次落ち・二次落ちで親が落ち込むと子どもに伝わる
  5. 最終決断は本人に任せる — 意見を求められても押しつけない

「結果に動じない」は、正直むずかしかったです。採用予定人数が減ったことを夜中の次郎のLINEで知った日、私は眠れずにスマホとにらめっこしていました。にらめっこしても、採用人数は増えないのに、です。試験当日は、あえて電話をしませんでした。送ったのは「きちんと食べて、きちんと寝て」のLINEだけ。こんなとき親は邪魔でしかない——そう思えるようになるまでが、私の試験だった気がします。

実務面でひとつ、わが家がつまずいたのは郵便物でした。県外で一人暮らしの次郎はアパートの住所で出願したため、地元の面接通知を受け取るためだけに、アパートと実家を何度か往復することになりました。県外から地元を受ける場合、どちらの住所で申し込むかは先に決めておくことをおすすめします。

情報集めの選択肢として、予備校の無料相談で「独学でいけそうか」を聞いてみる手もあります。相談したら入校、ではありません。

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※相談は無料です

よくある質問(FAQ)

Q. 公務員は本当に激務ですか?
部署によります。閑散部署なら残業10〜20時間ですが、財政課や政策推進室などは月100時間超になることもあります。次郎が入庁1年目に配属されたのは激務部署で、定時退勤とは程遠い日々でした。

Q. 公務員と民間、どちらを勧めますか?
安定を最優先にしたいなら公務員、成長や収入を追いたいなら民間が基本的な考え方です。ただ公務員でも激務部署は存在し、民間でも安定した会社はあります。子ども本人の価値観で選ぶのが一番です。

Q. 子どもが公務員を目指すと言ったら、親は何をすればいいですか?
試験の種類・日程・科目を一緒に整理することが最初のサポートになります。公務員試験は情報戦の面もあるので、親が先に概要を把握しておくと助かります。

Q. 地方公務員と国家公務員、どちらがいいですか?
地元に住み続けたいなら地方、スケールの大きな仕事をしたいなら国家が向いています。ただし国家は転勤が広範囲になるため、家族の事情がある場合は地方の方が現実的です。

公務員を目指す子どもへの親のサポートについては、子どもが公務員を目指すと言ったら|親ができるサポートと関わり方もあわせてどうぞ。

それでも、公務員という仕事を否定したいわけではありません。次郎を見ていて思うのは、公務員に向いているのは「安定していて楽そう」と考える人ではなく、責任の重い仕事でも地域のためにコツコツ続けられる人だということです。給料の伸びや自由度よりも、地元で長く働けること、人の役に立つ実感を大切にできる子なら、公務員は十分に選ぶ価値のある仕事だと感じています。

まとめ|地方公務員は「楽」ではないが、やりがいのある仕事

地方公務員は、「安定しているから楽」な仕事ではありません。

激務部署に配属されれば、残業は続き、責任の重い仕事を担うことになります。

でも、地域を支える重要な使命を持つ職業です。

息子の姿を見て、地方公務員として働く人たちへの尊敬の念が深まりました。

そして、入庁1年目の激務を乗り越えられたのは、周囲の温かい人間関係があったからこそ。

これから地方公務員を目指す方には、やりがいと現実の両方を知ったうえで、自分のキャリアを選んでほしいと願っています。


うちの息子は、予備校には行っていません。県外で一人暮らしをしながら、大学生協の講座と図書館の自習で乗り切りました。だから「予備校が必須」とは言うつもりはありません。

ただ、公務員試験は自治体ごとに日程も科目も違うので、情報を集めるだけでもけっこう手間がかかるようです。離れて暮らしていると、親にできるのは一緒に情報を調べるくらいなんですよね。

資料請求は無料で、取り寄せても入校の義務はありません。独学でいくにしても、まずは比較の材料として手元に置いておく——それくらいの気軽さでいいと思います。

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この記事を書いた人

子どもの進路に悩むとき、親はどうしても不安になります。

私自身も、迷ったり、焦ったり、後悔しそうになったことが何度もありました。

だからこそ、このブログでは「こうすれば絶対大丈夫」というよりも、実際に悩みながら選んできた家庭の一例として、正直に書いていきたいと思っています。

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