保護者ChatGPTをはじめとする生成AIの広がりで、「将来はAIに関わる仕事がしたい」「AIを学べる大学に進みたい」という高校生が増えています。
でも、いざ調べてみると「情報学部」「データサイエンス学部」「理工学部」などいろいろな学部名が出てきて、どこで何が学べるのか分かりにくいですよね。
我が家の長男は地方の国公立大学の情報系学科に進み、今は外資系のIT企業で働いています。私自身はAIの専門家ではありませんが、子どもの進路を一緒に調べてきた母の目線で、AI・生成AIを学べる学部の種類と選び方を整理してみました。同じように悩む親御さんの参考になればうれしいです。
そもそもAI・生成AIはどんな学部で学べる?
調べてみると、AIや生成AIを学べる学部は、大きく次の4つのタイプに分けられました。
① 情報系学部(情報工学・情報科学)
AIの王道といえるのが情報系学部です。プログラミングやアルゴリズム、機械学習の基礎をしっかり学べます。「情報工学部」「情報科学部」「情報理工学部」など名前はさまざまですが、AI・データ処理の中心になる分野です。長男もこの系統で、プログラミングやデータの扱いを基礎から学んでいました。
② データサイエンス学部(近年の新設ラッシュ)
ここ数年で一気に増えたのがデータサイエンス系の学部・学科です。統計学やデータ分析を軸に、AIやビッグデータの活用を学びます。「文系・理系の枠を越えて学べる」と打ち出している大学も多く、AIをビジネスや社会の課題解決に活かしたい子に向いています。
③ 理工学部・工学部(数理・電気電子など)
理工学部や工学部の中にも、AIや機械学習を扱う研究室・コースがあります。とくに数理系や電気電子情報系は、AIの理論的な土台になる数学・信号処理に強いのが特徴です。「ロボットや自動運転などモノと組み合わせたAI」に興味がある子はこの系統が合うこともあります。
④ 文系×AI(文理融合・社会データサイエンス系)
最近は経済学部・経営学部・社会学部などでも、データサイエンスやAI活用を学べる学部・コースが出てきています。「プログラミングをゴリゴリやる」よりも、AIを社会やビジネスでどう使うかという視点で学べるのが特徴です。文系寄りの子でもAIに関われる道がある、というのは知っておくと選択肢が広がります。
生成AIを学びたいなら「機械学習」や「自然言語処理」もチェック
ChatGPTのような生成AIに興味がある場合は、大学のカリキュラムや研究室紹介に「機械学習」「深層学習」「自然言語処理」「データマイニング」といった言葉があるかを見てみるとよいと思います。
ただし大学1・2年生のうちは、いきなり生成AIだけを学ぶというより、プログラミング・数学・統計・アルゴリズムなどの基礎を学ぶことが多いです。「ChatGPTを使う授業があるか」だけで選ぶのではなく、AIの土台になる力を学べるかどうかを見ることが大切だと感じます。
文系でもAIや生成AIは学べる?
結論から言うと、文系でもAIを学ぶ道はあります。ただし、ひとつだけ正直にお伝えしたいことがあります。それは「文系でも数学からは逃げられない」ということです。
我が家の次男は経済学部に進みました。経済学部は「文系だから数学はそこまで…」と思われがちですが、実際は統計やデータ分析で数学が必要で、高校で数Ⅲを履修していなかった次男はかなり苦労しました。AIやデータサイエンスはさらに数学の比重が大きい分野です。「文系だから安心」ではなく、進む学部の数学レベルは必ず確認しておくことをおすすめします。(くわしくは経済学部は数学なしで受験できても入学後は数学が必須?でもお話ししています。)
AIを学ぶうえで「数学」が想像以上に大事な理由
AI(とくに機械学習や生成AIの仕組み)は、数学の塊といっても言い過ぎではありません。確率・統計、線形代数、微分積分といった分野が土台になっています。
長男も情報系に進んでから「思っていた以上に数学が出てくる」と話していました。プログラミングが好き・得意というだけでなく、数学から逃げない姿勢が、AI系の学部では大きな差になると感じます。逆に言えば、高校のうちに数学を固めておけば、入学後にぐっと楽になります。
AI・生成AIを学べる大学を探すときのチェックポイント
気になるのは「どの大学を選べばいいの?」というところですよね。ただ、大学名で選ぶ前に、まずはカリキュラムや研究室に次のような内容があるかを見るのがおすすめです。
- カリキュラムに「AI」「機械学習」「データサイエンス」「統計」「プログラミング」があるか
- 「自然言語処理」「深層学習」などをあつかう研究室があるか
- 数学・統計がどのくらい必要か(シラバスで確認)
- (文系の場合)文理融合型で学べる学部・コースか
- 卒業後の就職先にIT企業・メーカー・コンサルなどがあるか
大学の学部名やカリキュラムは年々変わります。気になる大学は、必ず公式サイトやパンフレットで最新の情報を確認してくださいね。
学部選びで後悔しないために(我が家の場合)
同じ「情報系」「データサイエンス系」でも、大学によって学べる内容やAIへの力の入れ方はかなり違います。パンフレットやサイトを見るだけでは分からない部分も多いので、我が家は気になる大学の資料を取り寄せて、カリキュラムを並べて見比べました。
「AIと言っても、どこまで本格的に学べるのか」「研究室や就職先はどうか」は、資料を読み比べると見えてきます。気になる大学が複数あるなら、まとめて取り寄せて比較するのが効率的でした。
我が家も、最初は大学名だけを見ていました。でも実際に調べてみると、同じ情報系でも「プログラミング中心」「数理中心」「データ分析中心」など、大学によってかなり違いがあると分かりました。だからこそ、気になる大学は資料を取り寄せて、カリキュラムを見比べるのが大事だと感じています。
📑 気になる大学の資料は無料で取り寄せられます
AIやデータサイエンスを学べる学部は、大学ごとにカリキュラムが大きく違います。気になる大学があれば、まず資料を取り寄せて中身を比べてみるのがおすすめです。
AI系の学部を目指すなら、高校のうちにやっておきたいこと
AI系の学部を目指すなら、やはり数学を早めに固めておくことがいちばんの近道だと思います。とくに数Ⅲや統計分野は、入学後に効いてきます。加えて、英語(技術情報は英語が多いです)や、簡単なプログラミングに触れておくと入学後のスタートがスムーズです。
我が家は塾なしで受験を乗り切りましたが、苦手な単元の復習や先取りには動画教材を活用していました。費用を抑えながら数学を固めたい家庭には、選択肢のひとつになると思います。
📘 AI系の学部を目指すなら「数学」を早めに固めておきたい
AIやデータサイエンスの土台は数学です。我が家は塾なしでしたが、苦手な単元を動画でくり返し学べるスタディサプリは、数学の先取りや復習に向いていました。
📗 数学に強い通信教育なら「Z会」も選択肢
数学やデータ分析を重視するAI系の学部を目指すなら、難関大対策に定評のあるZ会も選択肢のひとつです。ハイレベルな添削で記述力まで鍛えたい子に向いています。気になる方は、無料の資料請求で内容を確認してみてください。
AI系の学部に向いている子・向いていない子
AI系の学部は、どんな子に向いているのでしょうか。我が家の息子たちを見てきた経験もふまえて、目安をまとめてみました。
| 向いている子 | 少し注意が必要な子 |
|---|---|
| 数学に抵抗がない | 数学を完全に避けたい |
| コツコツ調べられる | 流行りだけで選んでいる |
| プログラミングに興味がある | パソコン作業が苦手 |
| 新しい技術が好き | 暗記中心の勉強だけが得意 |
| 英語の技術情報にも抵抗が少ない | 英語も数学も避けたい |
もちろん、今は苦手でも興味があれば入学後に伸びていきます。あくまで目安として、お子さんの今の様子と照らし合わせてみてくださいね。
まとめ|AI・生成AIを学べる学部は広がっている
AIや生成AIを学べる学部は、情報系・データサイエンス・理工系、そして文理融合系へと広がっています。大切なのは「AIが学べるか」だけでなく、どんな形でAIに関わりたいかと、その学部の数学レベルに我が子が向き合えるかを一緒に確認することだと感じます。



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