「塾なしで大学受験」と決めたものの、親の私にできることは、ほとんどありませんでした。
夜中に、何かできることはないかと、ネットやYouTubeをあさる。今思えば、あの時間は不安の置き場所を探していたんだと思います。
そんな時期に頼ったのが、本でした。
結論から言うと、双子の受験期に「買ってよかった」と言えるのは2冊だけです。親が読む本が1冊、子が読む本が1冊。この記事では、その2冊をわが家がどう使ったかと、正直に言うと「読ませても子どもは劇的には変わらなかった」ことまで、そのまま書きます。
のここ結論:親が読む本と、子が読む本。1冊ずつでいい
受験の本は「誰が読むか」で選ぶと迷いません。
| 本 | 読む人 | 役割 |
|---|---|---|
| 受験の叡智 | 親 | 受験全体の戦略を把握する |
| マンガでわかる高校一冊目の参考書 | 受験生本人 | 独学の勉強法をつかむ |
親が全体像を知る本と、子どもが勉強の型をつかむ本。わが家はこの組み合わせに落ち着きました。
① 受験の叡智|親が読んで、かいつまんで伝えた本
30名を超える東大理Ⅲ合格講師・東大文系上位合格講師が分析した受験対策書です。勉強計画の立て方から共通テスト対策、二次試験、私立の受験戦略まで、体系的にまとまっています。
わが家がこの本を買ったのは、息子たちが高3になってからでした。受験勉強が本格化した2人に、分厚い本を読む時間はもうありません。だから私が読みました。読んで、要点をかいつまんで、伝えました。
正直に言うと、反応はもらえませんでした。高3の男子は、親の言うことを素直に聞いてくれる年齢ではないので……。それでも、伝えるだけ伝えて、使うかどうかは息子たちに任せると決めていました。親が中身まで押し付けたら、自分の受験を自分で回している意味がなくなる気がしたからです。
ひとつだけ後悔があります。高1・高2のうちに読んでおきたかった。もっと早く出会っていれば、と今でも思うくらい、内容の濃い1冊です。
💡 おすすめの読み方:高1〜高2のうちに親子で読み、勉強の方向性を早めに共有するのがベスト。わが家のように高3からなら、親が読んで「判断材料を渡す係」に回るのがおすすめです。
② マンガでわかる高校一冊目の参考書|子が自分から読めた本
独学で東京大学理科2類に現役合格した船登惟希さんの本です。マンガと物語の形式なので、勉強の合間でも短時間で読み切れます。
「面白そうだから読んでみて」と渡したら、2人とも自分から手に取りました。参考書というより読み物に近いので、親が薦めるハードルが低いんです。
読み終わった2人から、感想らしい感想はありませんでした。翌日から勉強のやり方が目に見えて変わった、ということもありません。それでも、塾なしで独学するなら「何をどの順番でやるか」の地図が要ります。その地図を、親の説教ではなくマンガが渡してくれた。私が何度も口で言うより、ずっと角が立ちませんでした。
💡 おすすめの読み方:勉強習慣がつく前の高校生が、最初に読む1冊として。
正直な話:本で子どもは劇的には変わりません
ここまで読んで「なんだ、効果はなかったの?」と思われたかもしれません。半分はその通りです。読ませた翌日から成績が伸びる、そんな魔法の本はありませんでした。
それでも2冊買ってよかったと言えるのは、本の役割が「子どもを変えること」ではなかったからです。
- 親の不安の置き場所になった。夜中にスマホで検索を続けるより、1冊を読み切るほうが、ずっと心が落ち着きました
- 口出しではなく「判断材料を渡す」形にできた。読む・読まない、使う・使わないは息子たちが決める
私が息子たちに伝えたかったのは、塾に行くことだけが正解ではないよ、ということでした。行くか行かないかを選ぶ権利は自分にある。周りの状況に惑わされず、自分で判断してほしい。本は、そのための材料でした。



本のあとに、わが家が実際にやったこと
本でつかめるのは全体像までです。毎日の勉強の中身と段取りは、別の道具と工夫に頼りました。塾なし受験の進め方は、こちらにまとめています。






まとめ:いつ読むかが大事
2冊に共通するのは、早く読むほど効きやすいことです。
| 書籍名 | こんな人に | 読む時期 |
|---|---|---|
| 受験の叡智 | 受験戦略を把握したい親 | 高1〜高2がベスト(高3なら親が読む) |
| マンガでわかる高校一冊目の参考書 | 独学を始める受験生本人 | 高1〜(早いほどよい) |
うちのように高3からでも、遅すぎることはありませんでした。深夜にこの記事へたどり着いたお母さん、たくさん買い込む必要はありません。まず1冊、親が読むところからで大丈夫です。
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