6月に入りました。
我が家にも双子の受験生がいた頃、ちょうどこの時期に「そろそろ本気で動かないと」と急に焦り出したのを覚えています。
学校では三者面談の話が出始め、模試の結果に一喜一憂し、まわりの家庭が塾の夏期講習を申し込み始める——。
保護者


と、子ども以上に親の私のほうがソワソワしていました。
我が家は、子ども以上に親の私のほうがソワソワしていました。
この記事では、双子を塾なしで大学まで送り出した私が、高3の夏までに親がやっておいてよかったことを5つに整理してお伝えします。受験するのは子どもですが、親にしかできない準備も確かにあります。一緒に肩の力を抜いて、できることから始めていきましょう。
なぜ「6月〜夏まで」が分かれ目なのか
「夏は受験の天王山」とよく言われます。これは本当で、まとまった時間が取れる夏休みをどう過ごすかで、秋以降の伸びが大きく変わります。
ただ、ここで親が陥りがちなのが“空回り”です。子どもより親が焦って口を出しすぎたり、良かれと思って高い教材をすすめて子どもが反発したり、「勉強しなさい」が口ぐせになって家の空気が悪くなったり……。我が家も最初はこれに近い状態でした。
大事なのは、夏が始まる前の今のうちに、親が「自分の持ち場」を決めておくことだと思います。勉強そのものは子どもの仕事。親は、子どもが勉強に集中できる“土台”を整える係。そう役割分担すると、ぐっと気持ちが楽になりました。
高3の夏までに親がやるべきこと【5つのリスト】
① 情報収集:志望校・入試方式を親も把握する
いまの大学入試は、私たち親世代の頃とは別物と言っていいくらい複雑になっています。一般選抜だけでなく総合型選抜(旧AO)・学校推薦型選抜の枠が広がり、同じ大学でも学部・方式によって必要な科目や配点がまるで違います。
子どもは目の前の勉強で手一杯です。だからこそ、「制度・スケジュールを調べて整理する」のは親が引き受けやすい役割です。我が家は、志望校の募集要項を一緒に見て出願時期・科目をカレンダーに書き出し、オープンキャンパスの日程を押さえる、くらいのことをしました。子どもが見落としがちな“締め切り”と“お金の発生するタイミング”だけ親が見張っておくイメージです。
💡 オープンキャンパスは夏が本番です。志望校選びで親がどこまで関わるかは、滑り止めのオープンキャンパスにも行ったほうがいい?もあわせてどうぞ。
② お金の準備:受験〜入学の費用を早めに見える化
受験は、思っている以上にお金がかかります。しかも短期間にドカッと出ていきます。受験料(一般選抜で1校あたり約3万円台)、遠方受験の交通費・宿泊費、合格後の入学金(数十万円・入学を待たず納付期限が来ることも)……。滑り止めを複数受けると受験料だけで十数万円になることもあります。
我が家は双子だったので、この出費が単純に2倍でした。「合格はうれしいけど、入学金の振込が重なって青ざめた」というのは、双子家庭あるあるかもしれません。
だからこそ、夏までに一度「どの時期に・いくら必要になるか」を紙に書き出しておくことを強くおすすめします。見える化するだけで、急な出費への心の準備ができます。
💰 受験〜大学進学にかかるお金の全体像は、双子の実例つきで双子の進学費用、実際どれくらいかかった?にまとめています。
③ 学習環境:塾なしでも集中できる「仕組み」を作る
我が家は、双子とも塾なしで大学受験に臨みました。経済的な理由もありましたが、「通塾の時間の節約」という本人たちの希望もありました。



塾なら授業の時間割が勉強のリズムを作ってくれますが、独学だとそれを自分で作らないといけません。
我が家で実際に使ったのが、スタディサプリでした。月額が塾に比べて圧倒的に安く(双子2人分でも塾1人分以下)、プロ講師の授業をつまずいた単元だけ何度でも見返せて、移動時間ゼロ。地方住まいでも都市部と同じ授業が受けられました。塾なしのうちにとっては、これが“先生役”でした。
「塾に通わせるのは難しいけれど、独学を放置するのも不安」というご家庭には、検討する価値があると思います。進路や学部選びの資料請求も無料なので、まずは情報を取り寄せてみるところから始めるのがおすすめです。
💭 我が家ならこう考える
塾なし受験は可能です。ただし、「苦手科目がある」「質問できる相手がいない」「学習計画が立てられない」という場合は、早めに外部サポートを利用したほうが、結果的に親も子も楽になることがあります。
我が家も、もし受験期に戻れるなら、一度はオンライン家庭教師や個別指導を比較してみたと思います。情報を知っておくだけでも、いざというときの安心材料になります。
📚 教材選びの詳しい比較は、塾なしならスタディサプリで十分?実体験レビュー/東大生オンライン指導「トウコべ」を双子の母が調べてみた/Z会は難しすぎる?向いている人・向かない人もどうぞ。
④ 健康・メンタル:親にしかできない“土台づくり”
意外と見落としがちですが、夏を乗り切る体力とメンタルを支えるのは、親の一番大事な仕事だと私は思っています。栄養のある食事、夜ふかししすぎない生活リズム、エアコン・室温の管理、そして模試の結果が悪くてもまず「おつかれさま」と受け止めること。
特にメンタル面。模試の判定が出るたびに親が顔を曇らせると、子どもはそれを敏感に察します。我が家は双子で成績に差が出ることもあり、「比べない・責めない」を自分に言い聞かせていました。勉強の中身に口を出すより、「ちゃんと食べて、ちゃんと寝てるか」を見ているほうが、結果的に子どもは安心して勉強に向かえたように思います。
⑤ 志望校の“現実”をすり合わせる
最後はちょっとシビアな話ですが、夏までに一度「志望校と今の学力・お金の現実」をすり合わせておくと、秋以降があわてずに済みます。第一志望と現実的な滑り止め、自宅から通えるのか下宿が必要なのか(下宿だと費用が大きく変わります)、国公立か私立か……。
我が家は地方住まいだったので、「地元の国立を軸にしつつ、現実的なラインも一緒に考える」という話を、この時期にしました。頭ごなしに「ここにしなさい」ではなく、情報を並べて本人に選ばせるのがコツです。
🔗 志望校選びの参考に:地方国立大学 工学部のメリット5つ/理系息子の就活8ヶ月記録|外資系IT内定までもあわせてどうぞ。
塾なしが不安なら、“併用”という選択肢も
ここまで「塾なしでも大丈夫」という話をしてきましたが、正直に言うと、塾なしが全員に合うわけではありません。一人だとサボってしまう、質問できる相手がいないと不安、志望校が難関で戦略的な対策が必要——こういうタイプのお子さんなら、無理に独学にこだわらず、個別指導やオンライン指導を“部分的に”併用するのも賢い選択だと思います。
最近はオンラインで、必要な科目だけ・必要な時期だけ指導を受けられるサービスも増えています。「塾なしを基本にしつつ、苦手科目や直前期だけプロの手を借りる」という使い方なら、費用も抑えられます。気になる方は、こうした選択肢があることも知っておくと安心です。
📘 塾なし受験の進め方は、塾なしでも大学受験は戦える?双子の母の体験ガイドに詳しくまとめています。
まとめ:親ができるのは「環境を整えて、見守ること」
高3の夏までに親がやっておきたいことを、5つに整理しました。
①情報収集(入試方式・締め切りの把握)
②お金の準備(費用の見える化)
③学習環境(塾なしでも集中できる仕組み・我が家はスタサプ)
④健康・メンタル(食事・睡眠・「比べない」声かけ)
⑤志望校の現実すり合わせ。
振り返って思うのは、親ができるのは勉強を肩代わりすることではなく、子どもが安心して勉強に向かえる“土台”を整えて、あとは信じて見守ることだということ。双子を塾なしで送り出した我が家でも、この役割分担ができてからは、家の空気がずいぶん穏やかになりました。
振り返って思うのは、親ができるのは勉強を肩代わりすることではなく、子どもが安心して勉強に向かえる“土台”を整えて、あとは信じて見守ることだということ。双子を塾なしで送り出した我が家でも、この役割分担ができてからは、家の空気がずいぶん穏やかになりました。



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