高2で双子が英検2級に受かったとき、私は「これで受験の保険がひとつできた」と思っていました。
英検利用——外部検定利用入試という言葉をちゃんと調べたのは、その少しあとです。夜、志望校の入試情報を眺めていて、気づいてしまいました。
うちの子たちの志望校には、2級で使える方式が、ほとんどなかったんです。
保護者





同じ夜を過ごしているお母さんへ、先に結論だけ言います。
- 英検2級は「意味なくない」です。ただ、外部利用の主戦場は準1級(とくに国公立)という大学が多いようです
- 使えるかどうかは「級」ではなく「志望校の要項」で決まります
- わが家は2人とも2級を持ったまま英検利用をあきらめて、一般入試で受験しました。それでも、2級が無駄だったとは思っていません
順番に話しますね。


英検利用(外部検定利用入試)とは?何級から使える?
英検利用とは、英検などの外部検定の級やスコアを入試に使える制度のことです。使われ方は大学によって違いますが、大きく3つのパターンがありました。
| 型 | 内容 |
|---|---|
| 出願資格型 | 「2級以上」など、持っていないと出願できない |
| 得点換算型 | 英語の試験の点数に換算される(満点扱いなど) |
| 加点型 | 合計点に加点される |
何級から使えるかは、本当に大学によってバラバラでした。2級から使える私立もあれば、準1級からという国公立もあります。学部によっても違います。
だから「英検は何級から意味があるか」への正確な答えは、ひとつしかありません。志望校の募集要項です。制度は毎年変わるので、必ず最新のものを確認してください。
英検はいつまで有効?「取得から2年以内」が目安
英検の合格そのものに有効期限はありません。ただ、入試で使う場合は「出願から2年以内に取得したもの」と区切っている大学が多いようです。
つまり、高1の早い時期に取った級は、高3の出願時に期限切れになる可能性があります。逆算すると、受験で使うつもりなら高2前後の取得がひとつの目安になります。うちの子たちは高2で2級を取ったので、期限の面ではちょうどよかったことになります。使わなかったんですけどね。
ここも大学によって扱いが違うので、要項の「外部検定の基準日」の欄を見てください。
2級を持っていたのに、わが家が英検利用を使わなかった理由
わが家は塾なしで、双子が同時に大学受験をしました。2人とも高2で英検2級を取得済み。それでも英検利用は使いませんでした。
理由は単純で、志望校に2級で使える方式がほとんどなかったからです。
志望校の要項を調べたのは、私でした。子どもたちは目の前の勉強で手一杯だったので、制度を調べる係は自然と母の仕事になります。夜に一校ずつ見ていくと、国公立で英検が効くのは準1級から、という大学が目立ちました。2級で優遇のある大学も確かにあります。でもそれは、うちの子たちの志望校ではなかった。



一瞬、「2級が使える大学に志望校を寄せる」ことも頭をよぎりました。でも、それは順番が逆だと思ったんです。行きたい大学が先。英検はあくまで道具。道具に合わせて行き先を変えるのはやめよう、と。
準1級の壁——目指すか、受験勉強に振るか
準1級を取れば、国公立でも英検利用が視野に入る。それは調べて分かっていました。
でも、わが家は準1級をあきらめました。時間がなかったからです。
準1級は2級と比べて語彙も長文も一段重くなります。受験勉強と並行してその対策をする時間が、高2の残りと高3には、どう考えても見つけられませんでした。
受験料のことも正直ありました。級が上がるほど受験料は高くなり、準1級は1万円前後かかります(級・年度・申込方法で変わります)。わが家は双子なので、何を受けるにも2人分。「受かるか分からない準1級に2人分」は、軽い出費ではありませんでした。
いま振り返っても、あの判断は間違っていなかったと思います。準1級に割くはずだった時間は、そのまま志望校の過去問に使いました。ただ、もしうちの子たちが高1の時点で同じことを考えていたら、答えは違ったかもしれません。
高1・高2なら間に合う——いつから動くか
この記事をもし高1・高2のお母さんが読んでいたら、わが家の失敗をひとつだけ伝えたいです。
順番は「要項が先、英検が後」です。うちは2級を取ってから要項を見ました。逆でした。志望校の候補が数校でもあるなら、先に要項で「外部利用の有無と、必要な級」を見てください。そのうえで、狙う級と受ける時期を決める。これだけで、わが家のような「取ったのに使えない」は防げます。
対策は、学校の授業と過去問・単語帳の独学で、2級までは十分届きました(うちの子たちの場合です)。使ったのは定番の過去問題集と単語帳です。
二次試験の面接だけは相手が要るので、学校の先生にお願いするか、オンラインの対策を使う家庭も多いようです。学研のオンライン英会話「kimini英会話」には英検対策コースがあり、5級から準1級まで、二次試験の面接対策も含めて用意されています。わが家が受験した頃には使っていないので体験談は書けませんが、学研の教材で進む仕組みなので、親世代には中身がイメージしやすいサービスだと思います。無料体験がありますが、開始にはクレジットカードの登録が必要です。期間内に解約すれば料金はかかりません。最新の条件は公式サイトで確認してください。
教材のオンライン版で進めたい場合は、旺文社公式のネットドリルもあります。
英検合格のためのネット教材【旺文社 英検ネットドリル】まとめ:英検は「受験のため」だけじゃなかった
わが家の英検は、結局、大学受験では1点にもなりませんでした。
それでも無駄だったとは思っていません。2級までの勉強は英語の基礎体力として残ったし、大学に入ってからのTOEICにもつながりました。就活と英語の話は、こちらの記事に書いています。


「英検2級は意味ない?」と検索したお母さんへ。意味があるかどうかを決めるのは、級でも世間の評判でもなく、お子さんの志望校の要項です。今夜それだけ確認したら、あとはもう寝てください。取った2級は、どこにも逃げません。
塾なしの大学受験については、こちらでまとめています。




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