「滑り止めのオープンキャンパスまで、行ったほうがいいのかな」——受験勉強で時間がないなか、そう迷っているお母さんへ。
正直にお話しすると、うちは滑り止めのオープンキャンパスには行けませんでした。一緒に行けたのは、本命の国立大学と、志望校を決めかねていた時期に「雰囲気だけでも見てみよう」と家族旅行の感覚で回った関東の大学まで。受験勉強の時間を削ってまで、滑り止めには足を運べなかったんです。
しかも結局、双子が進学したのは——オープンキャンパスに一度も行っていない大学でした。
それでも、親子でオープンキャンパスに行ったこと自体には、大きな価値がありました。この記事では「滑り止めまで行くべきか」の現実的な答えと、行けなくても親にできることをお話しします。
わが家が「行った大学」と「行けなかった大学」
本命の国立大学のオープンキャンパスには、双子と一緒に行きました。それから、志望校をまだ決めかねていた時期に、関東の大学をいくつか回ったこともあります。「進学するかどうか」より「どんな雰囲気なんだろう」と、半分は家族旅行のような気持ちでした。
でも、滑り止めの大学までは行けませんでした。受験勉強が本格化するなかで、志望校でもない大学に一日かけて足を運ぶ時間は、正直どうしても取れなかったんです。
そして結果を言うと——双子が進学したのは、オープンキャンパスに一度も行っていない大学でした。あれだけ迷って回ったのに、最後はご縁のあった場所に決まる。受験って、そういうものなんだなと今は思います。
それでも、行けなかったことを後悔しているかというと——そうではありません。むしろ、行った大学に進学しなかったからこそ、気づいたことがありました。
行った大学に進学しなくても、価値はあった

高校生にもなると、親子の会話はぐっと減ります。うちも例外ではありませんでした。
でも、一緒にオープンキャンパスに行くと、その道中や帰り道で、ふだんは聞けない話ができました。「この大学のどこが良かった?」と聞けば、子どもが大学に何を求めているのかが見えてくる。それは進学先を選ぶためというより、子ども自身を知るための時間でした。
それに、キャンパスを一緒に歩いていると、「こういうところも見ておいたら?」と、親が気づいたことをふっと伝えられます。押し付けではなく、あくまで一個人の意見として。面と向かって「あなたの進路は」と切り出すと構えてしまう年頃でも、並んで歩きながらなら、自然に届く気がしました。
だから、行った大学に進学しなかったとしても——あの時間は無駄ではありませんでした。オープンキャンパスは「進学先を決める場所」であると同時に、「親子で話すきっかけ」でもあるんだと思います。
滑り止め大学のオープンキャンパスで得られる3つのこと
① 「万が一」のときに、安心して通えるかどうか確認できる
受験は何があるか分かりません。体調、当日のコンディション、思わぬケアレスミス。
もし本命が不合格だったとき、滑り止めに通う可能性があります。そのとき「行ってみてよかった」「ここなら通える」と思えるかどうかは、子どもの心の安定に大きく関わります。
キャンパスの雰囲気、通学ルート、周辺の環境——これは実際に行かないと分かりません。
② 「意外とここでもいいかも」という発見がある
親世代が思っている以上に、大学ごとに個性があります。
学生の雰囲気、地域の空気感、授業のスタイル、就職支援の充実度……。パンフレットやホームページだけでは伝わらないことが、行ってみると見えてきます。
「本命じゃないから期待していなかったけど、ここも悪くないかも」
そう感じられるだけで、子どもの受験に対するプレッシャーがぐっと和らぎます。また、万が一のときに「浪人するか・進学するか」を判断する材料にもなります。
③ AO・推薦入試を考えているなら”必須”
総合型選抜(AO入試)や推薦入試では、オープンキャンパス参加が出願条件になっている大学も少なくありません。
また、志望理由書に「実際に訪れて感じたこと」を書ける子とそうでない子では、説得力が全然違います。行ってみると、自然と「書きたいこと」が出てきます。
オープンキャンパスで親子でチェックしておきたいこと
実際に足を運んだとき、ぜひ確認してほしいポイントをまとめました。
- 通学時間・交通費は現実的か
- キャンパスの雰囲気(清潔感・落ち着き・広さ)
- 学生の様子(派手?穏やか?子どもに合う雰囲気?)
- 授業・カリキュラムは興味を持てるか
- 就職サポート・資格取得支援の充実度
- 大学独自の奨学金制度はあるか
- 周辺の生活環境(飲食店・交通の便など)
これらはネット情報では分かりにくいもの。親の目線で見ておくと、後々の相談がしやすくなります。
👉 親がチェックすべきポイントの詳細や、双子2人分のオープンキャンパスをどう回したかの段取りは、オープンキャンパスは親も行くべき?双子2人分を回した母の段取りにまとめています。
👉 そもそもの志望校の絞り方は大学の志望校の決め方|双子の母が実践した後悔しない大学選び5つのポイントにまとめています。
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滑り止めまで足を運ぶ時間は、なかなか取れないものです。行けない大学は、資料を取り寄せれば雰囲気だけでもつかめます。スタディサプリ進路なら、複数の大学資料を無料で一括請求できます。
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親ができることは「選択肢を前向きに広げる」こと
受験は子ども自身が戦う場面ですが、選択肢を一緒に整えることは親にしかできないサポートです。
「滑り止めだから」と後回しにせず、資料を取り寄せたり、行けるなら一緒に見に行ったりして、選択肢のひとつとして知っておく。それだけで——
- 子どもが安心して本命に挑める
- 万が一のときの着地点ができる
- 浪人・進学の判断に迷わずに済む
小さな一歩に見えても、その安心は受験期を通じてじわじわ効いてきます。
もし遠方の大学のオープンキャンパスに行くなら、日帰りが難しくて宿泊が必要になることもあります。わが家は時間がなくて行けませんでしたが、遠征するご家庭は、まずキャンセル無料の宿だけ先に押さえておくと気持ちがラクだと思います。日程が変わっても、無料の期間内なら取り消せますから。(PR)
まとめ
| 行けたとき | 行けなかったとき、代わりにできること | |
|---|---|---|
| 大学の雰囲気 | 実際に歩いて体感できる | 資料・公式サイト・動画で補う |
| 親子の会話 | 道中や帰り道がきっかけになる | 家で資料を一緒に見ながら話す |
| 進学したときの安心 | 通うイメージが持てる | 入学後にゆっくり知っていけば大丈夫 |
| AO・推薦入試 | 志望理由に実感を書ける | 出願条件にOC参加がないか要確認 |
「行ってみてよかった」と思えるかどうかは、案外、子どもより親の方が実感することかもしれません。
大学受験はゴールではなく、子どもの人生のスタートラインです。滑り止めの大学も含めて、「どこに進んでも大丈夫」と思える準備を、一緒にしてあげてください。
この記事が少しでもお役に立てれば嬉しいです。読んでくださってありがとうございました!
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